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登壇するときに大切な3つのE

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誰もがプレゼンターに向いているわけではありません。倦怠感あふれる面白みのないプレゼンターは結構です。我々の貴重な時間を無駄にさせるような連中にはいい加減にしてくれと言ってやりましょう。だからといって必ずしもほんの一握りの有能な人だけが優れたプレゼンターになるということではありません。我々はみな学習することによって能力を身につけて良いプレゼンターになることができます。これは天性というよりもむしろ習得していくもの​です。重要な点は、なぜこのスキルを習得するのかという自分自身の動機付けです。

当社創始者のデール・カーネギーは1912年に最初のコースを始め、「ビジネス・パブリック・スピーキング」を開発しました。そのとき彼はスピーカーとなることを注意深く考えるにあたって必須の要件として3Eという概念を導入しましたが、それは今日でもそのままあてはめられます。即ち3Eとは、「その話をする資​格を会得する(earned the right)」、「自分自身でもその内容に興奮する(excited)」、そして「熱心に(eager)に自分のアイデアや感情を伝える」の三つです。

我々は自分で学習し、関連のある体験をしたことを通じてその話をする資格を会得するのです。これは直接の体験に限定されるものではありません。他人の経験を踏まえて自分なりに描くこともできるのです。特定の話題に対しては十分な知識を持ってその分野では熟達していることが重要な点です。専門家の見解を読み、その課題についての研究も行い重要なポイントについてしっかりと吸収しておき、話をする相手のビジネス分野の人にも関心を持たれるようにしなければなりません。

常に新しい発見、新しいアイデアが出現してきますので、いつも最新の情報に更新しておかなければなりません。我々の多くにあてはまるのですが、学校でその昔習ったことは我々の子供たちが今学校で習っていることと異なっています。生物学、考古学、天文学、数学、科学等々は知識の領域をどんどん押し広げていっているからです。

今日、ポッドキャスト、論説広告、ブログ、リンクトイン等々の記事、ユーチューブ・ビデオ、会議、ワークショップ、購読記事類などはみな我々の世界を広げてくれます。これらはこれまでの伝統的な学術的研究発表、ジャーナリストの推薦、意見書の印刷物、本流の放送メディアなどとは別のものです。

聴衆の中にはかなり高いレベルの情報を持った人たちが必ずいるので、我々はいつでも情報を新しくしておかねばなりません。ご存知のとおり、今では誰でもすぐさま簡単に情報にアクセスすることができます。登壇して話している間にも、オンラインで事実、状況、人物等についての参照を検索することができるのです。我々もやっていることです。 

予備的な力、即ちこれは割り振られた時間内に言及する時間がなくても手元に持っておくべき追加的な知識の事を指していますが、我々はこの余力を持っておく必要があります。この予備的な力をためておくには題目についてさらに勉強することが必要です。

経験を持っているということは話し手の手元の矢筒に入ってる大いに価値のある矢です。自分自身の体験あるいは観察に基づいて話をすることは大変説得力があります。聴衆はわれわれの経験から導いた結論に反対の意見を持つかもしれませんが、その体験そのものには反論の余地がありません。

我々自身の個人的な経験を超えて話をすることが必要となる場合もあります。即ち、他人の功績、特に著名な個人の功績を借りてきて今述べている話やポイントに箔をつけるのです。人は話の内容は覚えていますが、ばらばらな事実やデータなどは長い間覚えてはいません。伝えるべき立派な話を皆さん持っていても、これを話題にするのを忘れてしまうことが多いのです。逆に単に事実やデータそのものを示してこれが聴衆が望んでいたものだと思ってしまいがちです。これは真実とはまったく異なります。

我々は子供のころから話を聞くように育てられていますし、仕事で失敗して奈落の底に落ちながらも何とかそこから立ち直ったような話は大歓迎なのです。我々は後学のために話を聞くのは好きですし、成功・失敗譚に関するものですと事実に基づくものでありまた自分にも関連した話であるので聴衆の受けも大変よいものです。

自分の語る内容について前向きな姿勢で熱心にプレゼンすることは成功するためのもうひとつの必須の条件です。一例をお話します。大きな資源会社のグローバル・ヘッドが会社の活動についてプレゼンをするのを聞いたことがありましたが、話す内容について熱心さがまったく伝わってこなかったというひどい経験をしたことがありました。スライドは専門的でしたし、話す早さも適当、話の流れも論理的で、彼自身もハンサム、高価な着こなしで靴までもぴかぴかだったのですがそれはひどいものでした。面白みのかけらもなく、内容についてなんの意気込みも感​じられませんでした。会社のためにグローバルなプレゼンテーションをさせられた人が数字の羅列だけをしているのと同じでした。その場で彼のブランドを台無しにしてしまいました。

自分の話す内容について思い入れを強く持つことの重要性を見過ごしてはいけません。その話を作っていくのは我々なのですから、なんら条件もつけずに心を空にしてそのトッピックに入ることができます。話をするにあたって面白くない話題を取り上げる必要はありません。だるい感じのする話題であっても話をする人の手にかかれば生気を持つことも可能です。話題に対して熱心になりそのように対話すれば、その熱心さを取り上げていま話している内容に説得力のある力が加わるのです。

彼はもうひとつのテスト、聴衆に対して内容の価値を伝えようとする熱心さの点でも失格でした。ロボットのようで、退屈で、熱意のかけらもありませんでした。ビジネスの糧となるような結論もなければ、なんらか救いになる話でもないし、英雄譚でもありませんでした。単に一時間の間だるく、生気のない時間でした。聴衆の人たちについて分析する必要があります。そしてその人たちにとって何が価値があるのかを理解した上で話をしましょう。

それでは、彼はどうすればよかったのでしょうか。この会合の進行役に聴衆について問い合わせておくべきでした。中小企業の方々を主体に何人かの大企業の人たちであることがわかったはずです。これを知っておけば、いったいこの超大型企業として、より小さな企業に対してどんな教訓話がよいのかを考えることができたはずです。聴衆にとってどんなグローバル市場の動向が興味あるのかと。彼がここまで滑りやすい出世階段を今の​地位まで登ってくるのに何が手助けになったのかのヒントを提示することもできたはずです。これまで彼が仕事の上で会ったたくさんの有名人との逸話なども披露できたでしょう。自分のことだけに凝り固まってしまって、このどれひとつも起こりませんでした。ただ単に彼の会社が過去に何をしたのかだけを話したのに過ぎず、それ​以上は何も語りませんでした。

本当に悲しいことに彼はまったく自覚していないのです。おそらく彼はこの調子で世界中を飛び回り、今後将来何年にも渡って会社と彼個人の名声を傷つけ、それでも蒙っている損害に一向に気づいていないのです。こういった大きな組織においてはトップは服を着ていない裸の王様で、周りのイエスマンは誰一人としてそれを知らせようともしないのです。

彼は日本で話していましたが、人を丁重にもてなす社会であることを考慮しても、聴衆の誰も進み出て彼に大失敗ですよと知らせようとはしませんでした。間違いなく彼は日本を離れた後、次の国で再び国際的な聴衆を前に彼の評判を潰すようなことを続けるのでしょう。発表の内容は日本でのものとまったく同じで異なった文化、異なった状況などにはなんら違った味付けを加えたりしないでしょう。

スピーチをするときには是非この三つのEを心掛けてください。そうすれば、聴衆に会社および自分自身の世評について非常に前向きなプロフェッショナルな印象を与えことができます。


行動ステップ 

事前調査をして話す内容について会得する

自分自身でも話す内容に興奮する 

熱心に自分の考え、感情、経験等を伝える

 

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