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ノット・マイ・サーカス、ノット・マイ・モンキー

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このポーランドの諺(Not My Circus, Not My Monkeys: 自分が仕切っているサーカスではないし、自分で飼っているサルでもない=自分の問題ではない)は、日本ではあまり馴染みのない諺ですが、人々やチーム同士を一緒に仕事させることの難しさについて思い起こさせます。組織に変化を持ち込もうとするときに、よくあるもうひとつの決まり台詞は、「ここで始まった話ではない」(not invented here)といった無関心な態度です。小さなプロジェクト・チーム、大きな部門、部門横断、そして究極的には産業セクターをまたがって仕事をするような場合でも、この「自分のサーカスでない」的な後ろ向きの声がいつでも飛び出してくるのです。可笑しなことではありますが、骨が折れます。 
 
日本ではその人にとって「サーカス」でなかったり、直接の責任がなかったり​するときには、協力を得たり新機軸を打ち出したりするのにたいへん苦労します。日本ではしくじったり間違いを犯したりすることに対する社会的な受け止め方が厳しいので日本人は自分の役割や責任範囲について事細かに狭めることに長けるようになりました。 
 
日本人の上司が部下の間違いや欠点をあげつらう昔からの伝統的な「愛の鞭」的な鍛え方が脈々と次世代に受け継がれてきており、その結果彼らを自分の殻(Comfort Zones)に硬く閉じこもらせてしまうことになるのです。低姿勢(a low profile)であったり、自ら志願しようとしなかったり、自己責任よりもグループとしての責任を大切にしたり、自分の仕事の周りに守りを固める境界線を注意深く引いたりするのはその帰結なのです。いくつかのチームにまたがって協力体制を作り革新的なことをしようとする時には決して有益なことではありません。
 
いかなる組織においても、営業対マーケティング、営業対製造、バックオフィス対製造、IT対従業員等々の間ではいつも問題が発生します。日本ではもう一段階上の機微のレベルでの対処が必要になるのです。サーカスとモンキーについての話を読んで私がにやりとするのはそのためなのです。それではどうすればよいのでしょ​うか。協調性を改善し、「関心度(care factor)」を向上させる、実効性のあるいくつかの原則があります。申し添えますが、以下で述べることは我々はみなすべて知っていることなのですが、単に実行し忘れていることなのです。 
 
「強い欲求を起こさせる」(Arouse in the other person an eager want)我々は自分が何をしたいかの気持ちでいっぱいになってしまうと、協力を求めている相手の立場が見えなくなります。西欧のコミュニケーション・スキルは説得するというよりもむしろ、意志の強さや、こちらのやり口に相手を引っ張って従わせるやり方に陥りがちです。こういった場合に相応しい原則は、「相手の関心に合わせて話をする」(talk in terms of the other person’s interests)です。そうすれば、理解が深まり、課題に対して協力してもらい、気持ちを共有してもらう可能性は格段に高まります。 
 
双方の共通の関心をうまく調整することが勝ちをもたらします。そしてそれを上手に実行する方法が、「よい聞き手になる。相手に自分のことを話させる」(Be a good listener.  Encourage others to talk about themselves)です。おっと、ここでちょっとあなた自身チェックしてみましょう。協力を得たいと思っているときにあなたは自分のほしいものは何か、いかにそれが自分にとって重要なのかということばかり言い募っていませんか。それでは「自分のサーカスでない」との返答、または「ここで始まった話ではない」といった反応があるのは至極もっともです。我々が本当に他人に耳を傾けるようにすれば、より多くの共通点が見つかり、協力して努力するよりよい基盤を構築することができるのです。「耳を傾ける」という言葉を文章で書くのは簡単ですがすが、真の意味での耳を傾ける=​傾聴するということは真剣な作業です。本当のところ、我々は耳を傾けることが上手でしょうか。正直言って、大概はだめですね。ここのところは皆さん改善の余地が大いにあります。
 
次に、効果的な原則を二つ並べてみますと、「誠実に相手の視点からものを見​る」(Try honestly to see things from the other person’s point of view)および「相手にその考えを自分のものだと思わせる」(Let the other person feel that the idea is his or hers)があります。後者は相手を操るということではありません。むしろ、相手の立場、価値観、願い、恐れおよび心配事が何であるかに気づけば、最も説得力のある議論の仕方をうまく見つけることが出来るということなのです。相手がより容易にその通りだと思うやり方で意思決定の内容を固めることができるのです。ふんだん​に「なぜ」を相手に浴びせれば、「何」および「どのように」は自然とついてくるものです。その「なぜ」という脈絡から出てくる力は相当に強いために、相手は自分自身で問題点を認識してくれ、彼ら自身がだす結論が我々の結論に一致してしまうことがよくあります。これは素晴しいコミュニケーション力であり、説得方法です。​乱暴な力ずくでもなければ誤魔化しでもありません。 
 
我々は皆より多くを、より早く、より少ない力でと急かされています。協力すること、主体となること、説明責任を持つこと、イノベーション等が勝利を呼びます。ここに挙げた原則に沿って行動​してみましょう、そして得られる対価を楽しんでください。 
 
行動ステップ
 
次の原則を活用してください。 
 
強い欲求を起こさせる
 
相手の関心に合わせて話をする
 
良い聞き手になる。相手に自分のことを話させる
 
誠実に​相手の視点からものを見る 
 
相手にその考えを自分のものだと思わせる
 
 
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