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プレゼンテーションのプラニング - パート2

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質問はとても強力な手段です。聞き手に質問を投げかける、いわゆるレトリック(修辞的)手法が良いですが、その際、レトリックな質問なのか、それとも実際に何か答えを求めているのか、聞き手に分からないようにすると効果的です。これにより、スピーカーが言おうとしていることに対して集中しなくてはいけないという、一定の緊張感が聞き手の間に生じます。

 
あな​たのメッセージに興味を持ち、関心が高まるのです。
 
主題の分野に関連する専門家の言葉を引用するのも良いでしょう。スピーチの内容がより充実し、またスピーカーの権威も上がります。
 
統​計もまた効果的な手段です。確固とした証拠となり、聞き手に対して、このプレゼンテーションは単なる意見ではなく、事実に基づくものであると示すことができるからです。
 
聞き手を驚かせるのも彼らの関心を得るのに効果的でしょう。何かショッキングなこと​を言って、その後で真意を説明するのです。
 
もちろん、冒頭に結論を言って関心を引き、残りはその解釈について説明するという方法もあります。
 
ただし、これはよくある手なので、あまり多​用しないようにしましょう。聞き手はすでに何かに気を取られているので、予測できてしまうものは逆に彼らを遠ざけてしまい、スピーチとは関係のない、あるいは完全にかけ離れた他のことに思いにふけるきっかけを与えてしまいます。
 
通常、スピーチの題名は​、スピーチの細かい内容を考える前に選びます。あらかじめ特定の主題についてスピーチをするように依頼されていることもあるため、題名で惹きつけられるには限界があるかもしれません。しかしながら、スピーチの実際の題名など、ほとんどの人が忘れてしまっているため、さほど問題にはなりません。題名が書いてあるスライド​がないかぎり、題名を一字一句思い出せないでしょう。
 
ですから、オープニングこそが、頭の中を猿がキーキー叫びながら走り回っているように、騒々しい聞き手の中に割って入る絶好の機会なのです。これはかなり精密に練ったうえで、プランしたとおりに遂行​しなければなりません。脱線した話や準備している間に起こったことについて言及したりせず、計画したとおりの出だしの言葉をすぐに言って聞き手の注意をつかむのです。
 
イベントが始まる前に会場に行って、参加者の何人かと話の場を持ち、主題について話を​するように仕向けましょう。スピーチを始める前に、2、3人が言っていたことをスピーチの中で言及することは、聞き手とつながりを持つためには効果的です。話題にのぼった当人は、認められたと特別に感じるでしょうし、スピーカーが聞き手と一体になるにつれ、スピーカーと聞き手との間にある見えない壁が消え去ることでし​ょう。
 
この時点でようやく、プレゼンテーションをサポートするスライドを始めます。このように計画すると、画面にたくさんの文字を表示する必要はなくなります。言わなければならないことは分かっているので、まず画像や図、文字を見せることから始めます​。この文字もたった1語でよいのです。なぜなら、その言葉で表される主要な論点についてすでに伝えているからです。そうすることで、その文字に聞き手の目を釘付けにできるため、これは効果絶大です。また、画面にはたくさんの情報が表示されていないため、聞き手の注意を自分に向けさせることができます。
 
スピーチの内容を考える際、自分たちの主張に重みを付けるキーワードがいくつか出てくると思いますが、こうしたキーワードこそが画面で強調したい重要な言葉となるのです。これは写真でも、ビデオでも何らかの絵でも構いません。
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誰しも画面上にたくさんの文字が表示されるのに慣れているため、違うやり方で示すと、聞き手にあなたのことを覚えてもらえます。聞き手はスピーチの細かな内容は覚えられないかもしれませんが、スピーカーの印象は覚えておいてくれるでしょう。
 
日本は禅の国でありながら、スライドに関して言えば禅の影響はほとんど感じられません。むしろ、1枚のスライドに情報がぎっしりと詰まり、多くの色が競合し、びっくりするほど多様な種類と大きさのフォントが散りばめられている、装飾激しいバロック画と称した方が合っているかもしれません。
 
日本では細かいことが好まれますが、画面にそれらをすべて表示する必要はないのです。また、書くことを好む文化で、西洋に比べ、書かれた言葉により重みがあります。しかし、明瞭なコミュニケーションという観点では、日本は世界の他国より少し遅れていると言えるのです​。
 
 

 

 
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