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「Engaging Ideas」 ニュースレター • 2010年春 • 第7巻、2号 今月のテーマ:リーダーシップの展開

Leadership Development
 
経済の潮流がこれまでに増して流れを速く進める昨今、鋭いリーダーシップ力を持続することは何よりも大切となっています。従業員を引き込むことによって、いずれ景気が回復したときにあなた自身そして組織は成功に備えることができます。優秀なリーダーシップと従業員の関与は離職率を低減し革新・生産性を生み出します。デール・カーネギー・トレーニングの今回の「<​span style="color: black; font-size: 8pt">Engaging Ideas」ニュースレターはあなたが抱える人員を引き込むために必要なリーダーシップ力の養い方に焦点を合わせています。
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説得するためのコミュニケーション

 
ビジネスコミュニケーションで最も一般的なものの一つが「説得するためのコミュニケーション」です。顧客を説得する営業担当者から部下や上層経営陣を説得する中間管理職まで、私達は仕事でほぼ毎日何らかの説得に関するコミュニケーションを図っています。私達の役割に関係なく、他者を説得するスキルを高めることはキャリアアップのためには非常に重要です。相手を説得するために効果的なコミュニケーションを図るためには、十分に準備し、相手にどのような行動に出てほしいかを明確にしたうえで、私達が取る行動に対して説得力のある​理由を提示することが求められます。デール・カーネギーは、相手を説得する力を格段に向上できる、簡単な3段階ステップを推奨しています。この公式は「相手の注意を惹く」、「信頼を得る」、「緊張をなくして他者に呼びかける」ことで、私達が他者から得られる可能性を高めてくれます。その内容は次の通りです。
 
体験:論点に関連することで、個人的な経験にふれましょう。アリストテレスは「話し手の人柄こそ相手を説得する最も効果的な要素のひとつである」と言いました。私達は例示する内容や証拠に信憑性を持たせなければなりません。話をしたり指示をしたりするには、相応の「権利」を自ら獲得しなければなりません。個人的な出来事を出せば好意的な注目を確実に得ることができます。人を引き込み、心を開かせ、私達の提案がなぜ検討に値するか証明することができます。説得するた​めのコミュニケーションでは、相手に何かの行動を依頼する前に、状況や証拠の提示に時間をかけましょう。
 
行動:・聞き手に、何か具体的な行動を一つ取るように促してみてください。私達は多くの場合、相手の考えや方向性を変えるための証拠を提示すれば相手は何をすれば良いか分かると想定しています。相手に何をしてほしいかをはっきりと説明しない限り、相手を説得することはできません。また、相手にはっきりとした行動を複数要求する場合がありますが、相手は優先順位が分からないということもあります。効果的な説得には、伝える内容を簡潔にして明確な行動を一つ勧めることが求められます。
 
利益:相手に勧めた行動を取ることによって相手にどのような利益がもたらされるかを明確に強調しましょう。ここでも、コミュニケーションは明確、具体的、直接的であることが必要です。また、事実に基づいていなければなりません。私達が相手にもたらす利益があまりにも夢のよう話である場合、相手は私達のことを信用しないでしょう。私達が相手に勧める内容が相手よりも私たち自身に多くの利益をもたらす場合、その説得​は操作的で利己的なものに見えます。したがって、私達が相手に勧める内容が本当に相手の興味を惹くものであるかどうかを知るために相手の視点も考慮しましょう。このようにバランスのとれたアプローチは相手に評価され、私達が提案する内容に対してよりオープンになってくれるでしょう。
説得するためのコミュニケーションを使いこなすスキルは私達の日々のビジネス交流において極めて重大です。「体験」「行動」「利益」というデール・カーネギー・トレーニングの3段階プロセスは、私達が他者に望む結果をもたらしてもらう機会を与えてくれます。
私達が相手に方向性を指し示す権限を得、確固たる立場でコミュニケーションを図っていることを表すことにより、私達は説得力があるだけでなく、人を惹きつけることができます。これらの2つの要素は、説得するためのコミュニケーション力を高めるための力強い要素です。
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 リーダーシップスタイルと傾向

 
自分と似たリーダーシップの人と接する際、コミュニケーションは比較的簡単です。逆に、自分とは違う形のリーダーシップスタイルを持つ人と仕事をする際、コミュニケーションや協調は難しい場合があります。デール・カーネギーは、異なるリーダーシップスタイルの人と一緒に仕事をする上で最も大切なのは「柔軟性」、すなわち自分の​積極性や他者の目線で物事を見る能力であると言っています。では、私達はどのようにして自分のリーダーシップスタイルを決めるのでしょうか?そしてさらに重要なのは、自分とは異なるスタイルの人とは、どのように仕事を進めれば効果的なのかということです。
リーダーシップスタイルには、どれが最も優れているなどと言えません。優秀なリーダーは、あらゆるスタイルと上手く仕事をする方法を見つけ、他者の長所を強調しながら、異なるスタイルであるゆえに生じる問題を最小限に抑えなければなりません。
 
4つの主なリーダーシップスタイル:
 
洞察力に長けている洞察力のあるリーダーシップスタイルを持つ人は、想像したり意見を出し合ったり自由回答形式の質問に回答することを容易にこなします。物事を決定する際も直感的で、事実や分析よりも人、創造性に富んだアイディア、意見などに基づいて判断することを好みます。ペースの速い環境や感情的な議論、エネルギーに溢れる人​が好きですが、細かいことや統計、些細なことで行き詰まるような場合には上手く対応できません。
 
達成家達成家のリーダーシップスタイルを持つ人は、即戦力になるタイプで、判断決定や人間関係において直接的なアプローチが得意です。問題があった場合は、解決すべく、できるだけ早く、直接的に対処したいと思います。自分に厳しく、他者に期待するレベルも高くなっています。推測や時間を無駄にすること、そして「親しくなりすぎる」ことが苦手です。
 
まとめ役まとめ役のリーダーシップスタイルを持つ人は、人間関係、献身、忠誠心を重んじます。チームワークに価値を置く、協力的な職場環境に動機づけられます。奨励や補助を楽しみ、事実のみに基づく「仕事に取りかかる」アプローチよりも、人を主体にしたスタイルを好みます。急かされたり脅かされることに上手く対処できません。
 
分析家分析家のリーダーシップスタイルを持つ人は、問題解決や判断決定の際に系統だった正式なアプローチを重んじます。意見や感情よりも事実や数値のほうが対応しやすく、温和で表現力豊かというより保守的で事務的である場合が多いです。積極性や不注意には上手く対処できません。
他者に自分のリーダーシップスタイルを強いるのではなく、相手が快いと思うようなやり方で接することができるように事前に自分の行動をじっくり考えなければなりません。
主なガイドラインには次のようなものがあります。
 
結果に注目する人の性格ではなく結果に注目することで、制限された考え方が解かれ、相手の個性の良さやチームメンバーとして持つ長所が分かります。
 
期待度を合わせる自分と他者のやり方が異なる場合がありますが、自分のやり方が自動的に相手より良いというわけではありません。自己中心的な動機は払拭し、相手に応じて期待度を合わせる必要があります。
 
もうひと頑張りする相手がスタイルを変えるのを待っているわけにはいきません。変わらない可能性の方が高くなっています。リーダーシップスタイルの違いのギャップを埋めるには、相手よりもさらに前進する意欲が必要です。
Facebookにはご登録済みですか?自分のリーダーシップスタイルを調べてみましょう。デール・カーネギー・トレーニングのリーダーシップクイズを受けてみてください。
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 他者のモチベーションを高めるために積極的な強化策を用いる

 
景気は回復の兆しを見せています。景気回復によって緊張が緩和された業界がある一方、まだ逼迫した状況にある業界もあります。経済状態が完全に安定していないとき、労働者はマイナス思考に陥りやすくなります。従業員が否定的にならないようにするためには、管理者が従業員らを確実に引き込む(エンゲージする)ことが必要です。
エンゲージしている従業員は生産性がより高く、景気が回復に従い離職する可能性も低くなるでしょう。従業員のエンゲージを奨励する方法で、最も簡単なのに、最も見落とされがちなのは、社員の尽力に対する率直で誠意ある「感謝の気持ち」です。他者が貢献する前向きさに感謝することによって、社員と同じくらい自分自身も利益を得ることができます。自分の他者に対する接し方は、社員に対する思いを直接反映します。前向きに働くように訓練すれば、例え否定的な相手であっても他者と協力的に仕事をする姿勢が身に付くでしょう。
他者の長所を知ることも、対処が難しい人との関係を円滑に進めるためには効果があります。各個人の社会的効果はその人自身の自己概念に基づいています。その人が批判的、非友好的、不親切な場合、それはほとんどの場合その人の自己概念が脅かされているからなのです。管理者として、あなたは前向きな環境を作る責任があります。この環境は管理者に対して、部下とともに働き部下の態度を変わらせるようにすることを求める場合があります。ですからあなたが今度部下を褒める時、「よくできた」と言うだけでなく、次のような特徴を持つ誠実で力強​いコメントをしましょう。
 
*       相手の特徴であなたが尊敬・賞賛・評価するところが特定される
*       あなたがその特徴を賞賛していることを示している
*       相手がしたことを実際に見たことがある、その特徴に対するあなたの意見を裏付けられる具体的な証拠
 
長所を褒めるコメントをすることで、他者の自己概念を前向きなものに形成または変えることができます。あなたの職場環境は最高に前向きで積極的に関与する従業員でいっぱいになることでしょう。
 
 
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