印刷  

聞き手を虜にする方法

105_1
 

グループを相手に話をする場合、聞き手を虜にしようとする良い方法があります。何が違いを生むのでしょう? 内容が同じであっても、ある人が話すとドライで退屈です。ところが、同じ素朴な内容でも、別の人の手にかかると息が吹き込まれます。音楽がそうです。同じ歌詞でもアレンジを変えると魔法が起き、新しいバージョンがヒットします。スピーチもそれに似ています。退屈なスピーチに手を加えると、突如聞き手が魅了されるという具合です。​魅力的なバージョンの方が良いに決まっていますが、どうしたらそうできるでしょうか?

 
アピールしたい中身がもちろん重要です。スピーチの終わりと質疑応答の後に、2つの強力なクロージングを考えることが必要です。 スピーチを組み立てる時は、この点からスタートすることが大切です。聞き手に伝えたい最も強力なメッセージを練り、そこから逆にスピーチを組み立てていきます。伝えたいことが固まったら、その主張の裏付けとなる証拠を集めることが必要です。主張するのは簡単ですが、聞き手を納得させる必要があることを頭に叩き込んでください。主なポイントと​それを裏付ける証拠をおおまかにまとめます。
 
30分のスピーチでは大した時間はないので、3つか4つの主なポイントに触れて終わりにします。強力な裏付けとなる確たる証拠で、自分の主張の信ぴょう性を高めます。
 ​
次に大きく印象付けるスタートを考えます。その場に来る前にしていたことや、このスピーチの後にする事など、聞き手の頭の中に浮かんでいる様々な考えに、スタートで対抗しなくてはなりません。電子メールやソーシャルメディアをチェックするスマホや携帯電話は、聞き手の注意をそらす現代におけ​る困りものです。そうした邪魔をものともせずに、自分が発するメッセージに耳を傾けてもらう必要があります。第一声で聞き手を惹きつけなければ、現代人の散漫な注意を惹きつける戦いは負けです。第一声をどうするか慎重に組み立てます。
 
スクリーンに映る​画像は明瞭で、2秒以内に認識可能なものが理想です。それ以上かかる場合は問題です。色は最大3色に抑えましょう。写真に付ける文は1つに絞ります。聞き手は詳しく聞きたいと思い、講演者が主張したいポイントに話をつなげられます。グラフを使う場合は、できれば1つのスクリーンに1つにとどめるべきです。ビデオを使う​場合は本当に必要な内容にして、スライドからビデオ、ビデオからスライドにシームレスに移動します。
 
5分毎にエネルギーのレベルを高めて、聞き手の注意を維持します。これが秘訣です。クラシック音楽に静かな部分とクライマックスがあるように、スピーチ​にも両方があるべきです。全体を通じて正しいトーンで話すことは当然ですが、5分おきに主要なメッセージを強調することが肝心です。そこにスクリーンでパワフルな画像を映せばポイントが伝わります。偶然や運に頼ったり、たまたま実現したりするものではありません。声と視覚的な要素が、同時に強力に印象深く伝わるよう計​画してプレゼンテーションを組立てます。
 
細心の注意を払ってスピーチにストーリーをちりばめ、主なポイントを裏付けていきます。データ自体は退屈なものですが、データにストーリーで肉付けすると生き生きします。ストーリーは聞き手が頭の中で思い浮かべ​られるよう、刺激に満ちた内容にすべきです。物理的な場所を描き、色を説明し、季節に触れ、聞き手に馴染みのある人々を織り交ぜ、ストーリーを持ち出した理由を説明します。こうすることで、ストーリーのポイントを説明するときに、聞き手本人に頭にそのシーンを思い浮かべてもらうわけです。映画を見た後に小説を読むのに​似ています。読み進める中で、スクリーンで見たシーンを思い浮かべる。その効果を狙います。
 
質疑応答の後の最後の締めくくりは、地味でなく派手にします。アクションを力強く呼びかけたいからです。最後は大きな声で締めくくり、先細りは禁物です。聞き手​に自分の主張に賛同してもらい、真のサポーターとなって聞き手に会場を後にしてもらいたいからです。私の名前のタトゥーを入れてもらいたいからです。失礼、少し調子に乗り過ぎました。タトゥーは行き過ぎですが、言いたいことはお分かりですよね。
 
プレゼ​ンテーションには優れた構造、裏付け、視覚的効果、逸話、ペース、エネルギー、情熱、信念が必要です。全体を交響曲のようなクライマックスに昇華させるまで、何度もリハーサルを行ったからこそ感動を誘うのです。スピーチを考える際、聞き手を虜にするためにこのように考えてください。魅了することを念頭に始めてください​。
 

 

 
無料体験会    パブリックコース    セミナー・スケジュール

 

他の記事を読む
 
 
 

戻る

 
 

107-0052
 
東京都港区赤坂2丁目19番8号
 
赤坂2丁目アネックス5階
 
Tel. 03-4520-5470
 
 

 
© 2018 Dale Carnegie & Associates, Inc.. All Rights Reserved.
ウェブサイトのデザイン・設計 Americaneagle.com