Episode 129: 人前が苦手

ビジネスプロTV(セールス編)


TL;DR: 少人数=立つ/6秒/精密。大人数=6セクター/1対1/ランダム視線。L-C-R動線と事前計画で再現性を作る。

少人数(会議室・打合せ)では何を最優先に?
座らず立つ: 緊張が解け、説得力が上がる。主催者に着席を促されても、基本は立って話す。
6秒アイコンタクト: 1人につき約6秒。短いと浅く、長すぎると負荷。ジェスチャーは小さめ・精密に。
価値から逆算: 参加者像・稟議プロセス・導入後の運用負荷まで把握して構成する。
〈ミニサマリー〉立つ × 6秒 × 精密 = “自分ごと化”。

大人数(ホール・階層席)で刺すコツは?
6セクターに仮想分割し、常に1人に語る。
特定の1人→周囲30人へ波及。視線はランダムに跳躍。
ジェスチャーは大きく、声は張らない: マイク+身体のエネルギーで最後列へ。
〈ミニサマリー〉1対1 × ランダム視線で注意を維持。

L-C-R動線:移動に“意味”を持たせる
Left-Center-Rightを要点ごとに定点化し、移動=章替わりの合図に使う。
近接の瞬間: 前方通路や張り出しがあれば近づいて親密さを注入。
〈ミニサマリー〉定点=要点で理解をロック。

事前計画チェックリスト(保存版)
・会場図に停車位置(L-C-R)をプロット
視線配当(6セクター × ランダム)をメモ
90秒ユニット(結論→理由→具体→確認)を用意
質疑の想定と“次のアクション”を明示
開演前ルーティン(姿勢・呼吸・発声)
準備が最大の武器。

よくある失敗と回避策
大規模で全体に向けて曖昧に話す → 誰にも刺さらない。1人に届けるつもりで。
少人数でオーバーアクション → 圧になる。精密・小さめに。

FAQ
Q. 少人数(会議室・打合せ)では何を最優先に?
A. 立つ/6秒/精密。参加者像と稟議~運用まで把握して構成。

Q. 大人数(ホール・階層席)で刺すコツは?
A. 6セクターで仮想分割し、1人に語る。視線はランダム、声は張らずジェスチャー大きめ。

Q. L-C-R動線はどう設計すべき?
A. 要点ごとにLeft-Center-Rightを定点化。移動は章替わりの合図に。

Q. 事前計画で再現性を作るには?
A. 会場図→停車位置→視線配当→質疑まで台本化。準備が最大の武器

Q. 視線が泳ぎます。最初の1分は?
A. 近距離は6秒固定、遠距離はセクターの1人にフォーカス。

Q. 声量はどのくらい?
A. 叫ばない。マイク+身体のエネルギーで最後列へ。

Q. どこで動く?
A. 要点ごとにL-C-Rで区切り、移動=章立ての合図。

まとめ
少人数=立つ/6秒/精密
大人数=6セクター/1対1/ランダム視線
L-C-R+事前計画で説得力を再現

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デール・カーネギー・トレーニングについて
1912年に米国で創設。日本では1963年より、リーダーシップ/セールス/プレゼンテーション/コミュニケーション/エグゼクティブ・コーチング/DEIの分野で個人・企業の成長を支援しています。
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