パンデミック下の日本営業 — オンラインで信頼を築き、新規顧客を獲得する方法
なぜコロナ禍で日本の営業は難しくなったのか?
コロナ禍と変異株の拡大により、対面営業は困難に。ロックダウンや在宅勤務で顧客訪問が減り、画面越しでは非言語的なニュアンスが伝わりにくい。営業には新しいコミュニケーション力が求められています。
要約: リモート営業が常態化し、微妙な表現力が必要に。
日本の新規顧客とオンラインで会話を始めるには?
4月の人事異動で担当者が入れ替わる日本では、初対面のオンライン商談が増えます。最初に商品紹介をするのは大きな誤り。必要なのは:
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会社と自分の信頼性を短時間で示す
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クライアント事例を簡潔に伝える
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質問の許可を得てニーズを探る
要約: 信頼 + 事例 + 許可質問がオンライン営業の成功公式。
短時間で信頼を築く方法は?
約40秒で次を盛り込みます:
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世界的実績と歴史(デール・カーネギー、1912年創設)
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実績(フォーチュン500社の90%が導入)
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日本での適応(1963年東京オフィス開設、80%を日本語で提供)
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個人的な経験(営業担当者自身の在籍年数と事例)
これで顧客は「デール・カーネギーなら安心」と感じます。
要約: グローバル+ローカルの権威を短時間で示す。
クライアント事例をどう活用すべきか?
事例は:
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短く、顧客の役職に関連させる
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課題とその痛みを明確化
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解決策を簡潔に説明
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顧客自身の言葉で成果を伝える
これにより顧客は「この人は自分の世界を理解している」と感じます。
要約: 事例は共感と信頼を生む証拠。
ニーズを引き出す鍵となる質問は?
信頼と事例の後で次を投げかけます:
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「同じことが御社でもできるかもしれません。確かではありませんが、確認のためにいくつか質問してもよろしいですか?」
その後は沈黙。顧客が了承したら、深いニーズ探索に入ります。
要約: 許可質問と沈黙が顧客の本音を引き出す。
コロナ禍に「悪い案件」を追うリスクとは?
厳しい状況では無理やり案件化しがちですが、日本ではミスマッチ提案はブランドを傷つけるだけ。解決可能な課題を持つ顧客に集中すべきです。
要約: 短期利益よりブランド信頼を優先せよ。
要点
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オンライン営業は「信頼+事例+質問許可」が基本
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40秒の信頼構築メッセージで顧客を安心させる
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事例は短く痛みと成果を伝える
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許可質問と沈黙で顧客の本音を引き出す
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無理な案件は避け、ブランドを守る
デール・カーネギー東京について
デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。