「えー」「あのー」をなくすプレゼン術 — デール・カーネギー東京が教える話し方改革
完璧な資料、十分な練習、聞きやすい声。
それでも「えー」「そのー」が口をついて出ると、一瞬で印象が崩れます。
なぜ優秀なビジネスリーダーでも、無意識に“つなぎ言葉”を使ってしまうのでしょうか?
そして、どうすればこの悪習を断ち切れるのでしょうか?
なぜ「えー」「あのー」は致命的なのか?
ある団体の年次総会で、会長のスピーチは内容・長さ・声量ともに完璧でした。
しかし、ほぼすべての文に「えー」が入り、聴衆の集中が途切れてしまったのです。
話の内容よりも「えー」の方が耳に残ってしまう。これが“言葉のノイズ”の恐ろしさです。
ミニサマリー:
不要なつなぎ言葉は、信頼感と説得力を一瞬で奪う。
なぜ「えー」「あのー」は癖になるのか?
脳が次の言葉を探す間の“時間稼ぎ”として使うのがつなぎ言葉。
長年の習慣で無意識に出てしまいます。
この癖を直すには、意識と物理的アクションが必要です。
おすすめは、文の終わりで唇を閉じる「リップ・クローズ法」。
これで「えー」が出る余地を完全に断ち切ります。
ミニサマリー:
意識+身体のコントロールが、話し方の再教育を可能にする。
具体的にどう訓練すればよい?
デール・カーネギー東京の推奨法はシンプルです。
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文頭を力強く発声する。 最初の言葉を勢いよく出す。
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文末で唇を閉じる。 無意識の「えー」を物理的に防ぐ。
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途切れのない流れを保つ。 意識的に“空白”を作らない。
一時停止するときも同じです。
再開前に唇を閉じ、次の言葉を少し強めに発声することで、「えー」を遮断します。
ミニサマリー:
「えー」を沈黙で置き換える。静けさが自信を伝える。
「あのー」「ていうか」「みたいな」も同じ?
どんな言葉でも、意味のない“口癖”は聴衆の集中を壊します。
職人が「you know」を連発したり、弁護士がパネルで無意識に使ったり。
また、「like」「ていうか」「なんか」などの軽い口調もプロらしさを損ねます。
ミニサマリー:
小さな言葉癖が“大きな印象”を左右する。
改善の最強ツールは「動画」
ビデオ録画は最高のコーチです。
自分では気づかない癖を客観的に見直せます。
私自身も「so(つまり)」を多用する癖を動画で発見しました。
無意識のつなぎを可視化し、代わりに「次に」「ここで重要なのは」など多様な表現を練習することで改善できます。
ミニサマリー:
動画は“無意識の癖”を見つける鏡。改善は意識化から始まる。
要点まとめ
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「えー」「あのー」などのつなぎ言葉は印象を大きく損なう。
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唇を閉じてリズムを制御し、不要な言葉を封じる。
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代わりに「次に」「続いて」など、構造的な橋渡し表現を使う。
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動画で自己レビューし、話し方を継続的に磨く。
あなたの話し方から「えー」を消して、聴衆の心を掴むスピーカーへ。
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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。