マイクの使い方と声の出し方で決まるプレゼンの印象 — なぜ聴衆に聞こえないのか?
なぜマイクを使っているのに声が届かないのか?
あるランチセミナーのパネルディスカッションで、一人の女性スピーカーの声がまったく聞き取れませんでした。マイクを使っていたにもかかわらずです。原因は「マイクの使い方」でした。彼女は話しながらマイクを振り回しており、音が拾えなくなっていました。
ポイント: マイクは口の少し下に固定し、メッシュ部分をななめに話すのが正解。動かすと音が途切れ、聴衆には届きません。
ミニサマリー:
マイクは魔法の道具ではありません。正しい持ち方でこそ効果を発揮します。
なぜ「優しい声」はプレゼンでは通用しないのか?
柔らかい声は1対1では魅力的ですが、プレゼンでは聞こえにくく、説得力を失います。声の強さ=自信と権威の象徴。男女問わず、話し方の「会話モード」から「プレゼンモード」への切り替えができていない人が多いのです。
ミニサマリー:
声の強さが自信を伝える。ボリュームを上げるだけで印象が変わる。
なぜ「大きな声」が自分には“うるさい”と感じるのか?
声の小さい人ほど「これ以上は叫んでいるようだ」と感じます。実際にプレゼン研修で録画して再生すると、本人が「大きい」と感じた声も他人には普通に聞こえています。
ミニサマリー:
自分が「うるさい」と感じるくらいが、聴衆にとってちょうどいい。
自信のある声とマイク練習で印象は激変する
プレゼン前に早めに会場入りし、マイクの高さと距離を確認しましょう。音が割れるのはすぐ分かりますが、音が小さいと警告は出ません。小さな準備が大きな信頼につながります。
ミニサマリー:
マイク確認は数分の投資で、信頼という大きなリターンを得られる。
声のボリュームがあなたのブランドを作る
プレゼンは、あなた個人だけでなく、会社全体の印象を左右します。声が弱ければ会社も弱そうに見え、力強ければ組織全体が信頼されます。
声のボリューム=ブランドの強さです。
ミニサマリー:
強い声は強い印象を残す。あなたの声がブランドを語る。
要点まとめ
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マイクは動かさず、口の近くで固定する。
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声を大きく出す意識を持つ。
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会場入りしたら音量チェックを行う。
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自信のある声が聴衆の信頼を生む。
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「強い声」は「強いブランド」を作る。
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