日本の英語課題:完璧主義ではなく「伝える力」を育てよ
なぜ日本は何十年投資しても英語力が伸びないのか?
日本政府は何十年も英語教育に莫大な予算を投じてきましたが、成果は限定的です。
人口は2049年までに約21%減の1億人へ。企業が海外市場に活路を求める中、英語でのビジネス対応が必須になっています。
しかし、その担い手はどこにいるのでしょうか?
ミニサマリー:
人口減少と国際化が進む今、英語力は経営課題そのもの。
なぜ若者は海外留学に興味を失ったのか?
リーマンショック前は毎年8万人が留学していましたが、現在は6万人程度。
しかも7割が1か月以内の短期滞在です。
高校生の6割以上が「海外に行きたくない」と回答しています。
このままでは実践的な英語力が育ちません。
ミニサマリー:
若者の内向き志向が、英語実践の場を奪っている。
次世代の英語人材はどこから生まれるのか?
答えは社内にあります。
大企業は社員を海外に派遣し、言語と国際感覚を磨かせています。
帰国者(帰国子女・駐在経験者)は以前「異物」と見なされましたが、今では貴重なグローバル人材です。
中途採用の一般化も、英語人材の流動性を高めています。
ミニサマリー:
社内育成と中途採用が、英語人材確保の鍵。
なぜ英語レッスンだけでは足りないのか?
多くの企業が英語研修を実施していますが、
実際には「会議で発言できない」「英語でプレゼンできない」社員が多数。
スライドを全文英語で埋めて読み上げる——これでは聴衆に伝わりません。
必要なのは語学力ではなく「話す勇気」です。
ミニサマリー:
英語教育の次は「発信教育」。自信がなければ伝わらない。
なぜ日本人は英語で話すことを怖がるのか?
完璧主義が原因です。
「間違い=恥」という文化が、発話を封じています。
しかし外国人は小さな文法ミスなど気にしません。
重要なのは「何を伝えるか」と「どれだけ伝えようとしているか」です。
ミニサマリー:
恐れているのは文法ミスではなく、「失敗する自分」。
どうすれば社員を“英語で伝える人材”に育てられるか?
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完璧さより情熱を重視する。
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声量を上げ、間を活かす。
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スライドは「読む」ではなく「話す」ための道具にする。
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6秒アイコンタクトで聴衆とつながる。
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ジェスチャーでメッセージを強調する。
英語力よりも「伝える力」を鍛えれば、誰でも世界で通用する発信者になれます。
ミニサマリー:
伝わる英語=完璧な文法×ではなく、心を動かす表現力〇。
企業が今すぐ取り組むべきこと
既存社員の英語力をベースに「発信トレーニング」を追加しましょう。
言葉に自信が持てれば、社員は外国人同僚とも自然に連携できます。
結果として、グローバルに戦える組織文化が生まれます。
ミニサマリー:
英語人材は“外から採る”より“内から育てる”。
要点まとめ
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英語力向上は国の成長戦略。
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若者の海外経験減少が課題。
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帰国者・中途採用が人材源。
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恐怖と完璧主義が英語発信を妨げている。
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自信とコミュニケーション力を鍛える研修が必要。
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社員が安心して英語で発言・発信できる環境を整えましょう。
デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。