「時間」がリーダーシップの敵になる時代 — マクロ型からマイクロ型への転換
なぜリーダーほど「時間の貧困」に苦しむのか?
優れたリーダーシップには「時間」が必要です。
オーケストラの指揮者のように、個々の才能を調和させ、全体を奏でるには時間と集中が欠かせません。
しかし現実のビジネスリーダーは、損益計算書・株主・競合・テクノロジー対応・規制変更…と目まぐるしい日々。結果、チームとの対話時間が削られ、メール一斉送信やオンライン会議で済ませがちになります。
効率的ではありますが、それで人は動くでしょうか?
ミニサマリー: 効率はつくれても、信頼は築けない。
なぜ「マクロ型リーダーシップ」では人は育たないのか?
スポーツ界の名監督は、一人ひとりに合わせたコーチングを行います。
かつての“ハーフタイムでの大演説”は映画の中の話。
ビジネスでも同じです。個別に向き合い、特性を理解し、強みを伸ばすことが成果につながります。
「個」を見ずに「集団」だけを管理するリーダーシップは、もはや通用しません。
ミニサマリー: 組織の力は、一人ひとりの力の総和。
リーダーが理解すべき4つのタイプとは?
1️⃣ アミアブル型(Amiable) — 温厚で協調性が高く、チームの潤滑油。静かな承認を好む。
2️⃣ ドライバー型(Driver) — 成果志向の強い実行派。自立心旺盛だがチーム協調に課題。
3️⃣ アナリティカル型(Analytical) — データ重視の論理派。感情よりも証拠で動く。
4️⃣ エクスプレッシブ型(Expressive) — 明るく社交的で目立ちたがり。モチベーションは承認欲求。
リーダーは、自分と相手のタイプを把握し、それぞれに合わせた接し方をすることが求められます。
ミニサマリー: 「人を知ること」が、チームを動かす第一歩。
限られた時間で、どう人に向き合うか?
「時間がない」ことを理由に、チームとの関係構築を後回しにしてはいけません。
本当に成果を出すリーダーは、個別の対話に“投資”します。
短時間でも意図を持って対話することが、長期的な信頼と成果を生みます。
マクロ型リーダーシップの“効率の罠”から抜け出し、マイクロ型リーダーシップで人を動かしましょう。
ミニサマリー: 個人に使う時間が、組織の未来を変える。
要点整理
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時間不足がリーダーの最大の敵。
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マクロ型ではなく、個別対応型リーダーシップが成果を生む。
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アミアブル・ドライバー・アナリティカル・エクスプレッシブの4タイプを理解する。
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「人に時間を使う」ことこそ、最も価値の高い投資である。
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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。