リーダーシップ

言葉と行動の一致が信頼を生む — 日本の「本物のリーダーシップ」とは | デール・カーネギー・トレーニング東京

リーダーシップは今、かつてないほど試されている

かつては応募者が会社に「選ばれる」時代でした。
今は逆に、求職者が会社を面接する時代です。
人材は「肩書き」ではなく「本物の人間性」に惹かれます。

私が5年以上続けているポッドキャスト『Japan’s Top Business Interviews』でも、
自然体で語る経営者ほど優秀な人材を惹きつけています。

ミニサマリー: 権威ではなく「本物さ」こそが、現代のリーダーの通貨。

価値観の真価は危機で問われる

景気が良い時に「顧客第一」を語るのは簡単です。
しかし、不況になると顧客を切り捨て、自社防衛に走る企業が多い。
約束は撤回され、信頼は崩壊し、「仕方がない」で済まされる。

言葉と行動が一致しない瞬間、リーダーの信頼は消えます。

ミニサマリー: 真の誠実さは、平時ではなく「非常時」に試される。

ウェルビーイングを語るなら、実践せよ

「働き方改革」「ワークライフバランス」と口にしながら、
社員を疲弊させていては矛盾そのものです。
過労が原因で退職したという話を、私は何度も聞きました。

リーダー自身が楽をして部下に負担を押し付ける姿勢は、
すぐに見抜かれます。信頼は一瞬で失われます。

ミニサマリー: 人は言葉ではなく、「上司が何を許しているか」で判断する。

ゴールデンルールからプラチナルールへ

「自分がされたいように人に接する」——これがゴールデンルール。
しかし、現代のリーダーには一歩進んだプラチナルールが必要です。
「相手が望むように接する」こと。

結婚、子育て、介護、住宅ローン…。
人の状況は変化します。だからこそ、継続的な対話が必要です。

ミニサマリー: 部下の「今のニーズ」に寄り添えるリーダーが信頼を得る。

柔軟性こそが新しいリーダーの力

「給料を払っているから十分」という発想は、もはや過去の遺物。
現代の社員が最も求めているのは、時間と柔軟性です。

規則に固執するリーダーは、組織文化を壊します。
デール・カーネギーの調査でも、
「上司が自分を大切にしてくれる」と感じる社員ほど、
高いエンゲージメントを示すことがわかっています。

ミニサマリー: 共感と柔軟性が、エンゲージメントを生む最大の要因。

「思いやり」は演技では通用しない

社員は上司の本心を見抜きます。
笑顔や言葉だけでは信頼は得られません。
お金や時間に関わる判断こそが、リーダーの価値観を映す鏡です。

言動が一致するリーダーは信頼され、組織を強くします。
一致しないリーダーは、永遠に信用を失います。

ミニサマリー: 「本物のリーダーシップ」とは、日々の選択で証明される。

重要なポイント

  • 本物のリーダーシップは「誠実さ」と「一貫性」から生まれる。

  • 危機時こそ、価値観の真価が問われる。

  • ゴールデンルールよりもプラチナルールを実践する。

  • 柔軟性と共感がエンゲージメントの源泉。

  • 社員は上司の「本心」を常に見ている。

あなたのリーダーシップは、言葉と行動が一致していますか?

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デール・カーネギー・トレーニングは1912年に米国で創設され、
100年以上にわたり世界中の企業と個人にリーダーシップ・営業・プレゼンテーション研修を提供しています。
東京オフィス(1963年設立)は、日本企業と外資系企業のリーダー育成を通じて、
信頼と成果を生み出す組織づくりを支援しています。

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