無駄なネットワーキングをやめよう——本当に価値ある出会いを見極める「フィルタリング術」
なぜ多くの人はネットワーキング後のフォローで失敗するのか?
多くの人が、イベント後に丁寧だが中身のないフォローアップメールを送ります。
最近、私もその一通を受け取りました。英語は完璧でタイミングも良かったのですが、内容は明らかにテンプレート。
私たちは「有意義な会話」などしていません。つまり、努力の方向が間違っていたのです。
ミニサマリー: ネットワーキングの成功は「礼儀」ではなく「選別力」で決まります。
どうすれば本当の見込み客を見抜けるのか?
最初のフィルターは 名刺 です。役職を確認し、決裁権があるかを判断します。
次に 会社規模。私のビジネスの場合、30名未満の企業は社内研修が難しいため、公開コースを提案します。30名以上であれば、社内トレーニングが現実的です。
3つ目は ニーズの有無。
名刺の裏に「リーダーシップ」「営業」「プレゼン」「コミュニケーション」「DEI」「エグゼクティブ・コーチング」と記載し、それを見せながら「どれが御社に一番役立ちそうですか?」と尋ねます。
興味があれば、「後日ご連絡しますので、日程を調整しましょう」とその場で伏線を張ります。
ミニサマリー: 会話中に質問で絞り込み、見込み客かどうかを即判断する。
どうやって自然に会話を切り上げるか?
「話が長くなって抜け出せない」という悩みをよく聞きます。
私の方法はシンプルです。
「お話しできて光栄でした。せっかくなので他の方とも交流してみましょう。またお会いできるのを楽しみにしています。」
笑顔で握手し、そのまま次の相手へ。
ネットワーキングの目的は「名刺の枚数」ではなく「価値あるつながり」を見つけることです。
ミニサマリー: 丁寧に、しかし素早く切り替える。時間こそ営業の最大の武器です。
準備が成功の鍵になる理由
フォローアップは「突然」ではなく「必然」であるべきです。
会話中に関連性を築けていなければ、メールは不自然で効果がありません。
逆に、的確にフィルタリングしておけば、相手はあなたの連絡を自然に受け入れます。
業種によってフィルターは異なりますが、「誰に・いつ・なぜアプローチするのか」を明確に持つことが重要です。
ミニサマリー: フィルタリングのないネットワーキングは時間の浪費。準備が成果を生む鍵です。
要点
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汎用的なフォローアップは逆効果。個別化が必須。
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名刺・会社規模・ニーズの3フィルターで絞り込む。
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見込み客でなければ早めに会話を切り上げる。
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フォローアップは「約束された流れ」で行う。
- 効率的な交流が、効果的な営業につながる。
デール・カーネギー・トレーニング東京について
ネットワーキングを「成果につながる出会い」に変えたい方へ。
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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。
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