変化を嫌うチームを動かす「イノベーション・プレゼンの極意」|デール・カーネギー東京
「もっとイノベーションを起こそう」と言っても、部下の反応は冷ややか。
「また始まった」と思われ、以前の改革プロジェクトが失速した記憶がよみがえる。日本では変化=リスク。慣れたやり方が安心で、誰も「快適ゾーン」から出たくない。
では、どうすればチームを本気で動かせるのか? 鍵は「納得を生む構成力」と「説得のデザイン」にあります。
イノベーション・プレゼンの7ステップ設計法
1. 準備:聴き手を知る
チームの知識・経験・偏見・抵抗ポイントを分析。どこで反発が起きそうかを事前に把握しておく。
まとめ: 抵抗を理解することが、説得の第一歩。
2. 結論から設計を始める
プレゼンのゴールを最初に決める。「何を伝え、どんな印象を残したいのか」を明確にすると、構成が研ぎ澄まされる。
まとめ: 結論を先に描くことで、全体がブレない。
3. 組織の課題を一文で示す
課題と目的を一段落でシンプルに説明。誰が聞いても2秒で理解できる表現にする。
まとめ: 簡潔さが信頼を生む。
4. 事例で必要性を語る
理屈よりも、ストーリーが共感を呼ぶ。具体的な場面・登場人物・背景を短く描き、聞き手が「なるほど」と感じる体験を作る。
まとめ: 聴き手の頭に「映像」を浮かべさせる。
5. 複数の選択肢を提示する
最初から1案に絞らない。3つの現実的な案を比較し、長所と短所を誠実に示すことでリーダーの信頼性が高まる。
まとめ: 選択肢を提示すると、納得感が生まれる。
6. 最良案を最後に提示する
最後に自分が推す案(例:チーム時間とリソースをイノベーションに投資する案)を提示する。人は最後に聞いたものを覚える傾向がある。
まとめ: 最後の印象で心をつかむ。
7. オープニングで一気に惹きつける
統計・名言・質問など、意外性のある一言で始める。冒頭の30秒が集中力を決める。
まとめ: 開始直後に聴き手の意識をつかむ。
プレゼン実施の順番
実際に話すときは順序を逆に:
オープニング → 組織課題 → 事例 → 代替案 → 最良案 → クロージング
そして必ずリハーサルを行うこと。「社内向けだから練習不要」は禁物です。チームを未知の領域へ導く一大プレゼンと考えましょう。
まとめ: 内部プレゼンこそ、本番と同じ覚悟で臨む。
要点整理
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イノベーションは「押し付ける」より「納得させる」。
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結論から設計し、ストーリーで共感を得る。
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選択肢を示し、最良案で確信を与える。
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リハーサルを怠らず、説得力を磨く。
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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。