リーダーシップ

リーダーが身につけるべき16のコミュニケーション原則|デール・カーネギー東京

「自分はコミュニケーションが得意だ」と思っていませんか?
しかし、多くのリーダーは「話す=伝える」と考えています。
本当のコミュニケーションとは、相手と自分を結ぶ双方向の橋です。時間に追われ、背景を省き、前提を共有せずに“見出しだけ”を伝える私たち。
その結果、誤解が生まれます。ここで紹介する16の原則で、自分の「本当のコミュニケーション力」を確認してみましょう。

Ⅰ. 自己認識と相手理解

  1. 自分と相手の前提を理解し、調和させる。
    なぜそう考えるのか、相手はどう受け取るのかを考える習慣を持つ。

  2. オープンで創造的な文化をつくる。
    リーダーはすべてを知っている必要はない。安心して意見を出せる場を育てる。

  3. 言葉にされていないメッセージを聴く。
    沈黙や表情、間にこそ本音がある。

  4. チームの「波長」に合わせて話す。
    難解な専門用語ではなく、誰にでも伝わる言葉で話す。

Ⅱ. 傾聴と共感

  1. 階層や肩書きを取り払い、全員を巻き込む。
    アイデアは上下関係を超えたところから生まれる。

  2. まず聴く、そして我慢する。
    自分の意見よりも、相手の考えを引き出すことに集中。

  3. 目と心で聴く「共感的傾聴」。
    言葉の奥にある感情を感じ取る姿勢。

  4. 話が下手な人の中にも本質がある。
    リーダーは言葉の裏の意図を読み取る力を持つ。

Ⅲ. コンテクスト・文化・信頼

  1. コミュニケーションは常に文脈の中にある。
    自分の感情や状況が伝え方に影響していることを意識。

  2. 組織文化はリーダーの発信でつくられる。
    信頼に基づいた文化なら、率直な対話が生まれる。

  3. 信頼は一貫性の積み重ね。
    メッセージ・行動・誠実さが一致したとき、人は信じる。

  4. 言葉以外の「発信」に気づく。
    表情・態度・エネルギーが常にメッセージを送っている。

Ⅳ. 感情コントロールと誠実さ

  1. 情報の空白をつくらない。
    リーダーが沈黙すると、噂が広がる。常に正しい情報を発信する。
  2. 部下の感情を感じ取る。
    相手の立場を理解することで信頼が深まる。

  3. 感情に飲まれずに話す。
    怒りや苛立ちは一瞬で信頼を壊す。「相手が望む話し方」で伝える。

  4. 「俺のやり方が唯一正しい」は捨てる。
    まず相手を理解し、その上で最適な判断をする。

まとめ:

この16の原則は、リーダーに「自分への問い」を投げかけます。
私たちは「伝えたつもり」になっていませんか?
本当に伝わるリーダーは、話す前に自分を見つめ、聴く姿勢を持っています。コミュニケーションの質を変えられるのは、相手ではなく自分自身です。

要点整理

  • コミュニケーションは「話す力」ではなく「気づく力」。

  • 聴くことは、最大のリスペクト。

  • 信頼は誠実さと一貫性で築かれる。

  • 感情知性が、真のリーダーの条件。

あなたのリーダーシップ・コミュニケーションを次のレベルへ。

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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。

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