スライドが「伝わらない」理由と、経営層が今すぐ改善すべきポイント
あなたのスライドは、話す前にメッセージを壊していませんか?
日本企業・外資系企業の経営層が抱える大問題は、意外にも 「スライドの見せ方」 です。
日本では情報過多・文字過密のスライドが常態化し、メッセージが埋没し、リーダーとしての存在感まで弱まっています。
なぜ日本のビジネススライドは過密で分かりにくくなるのか?
典型的な日本のプレゼンでは、
4〜5枚分の内容を1枚に詰め込む — フォント4種類、色5種類、情報が乱立
という状態がよく見られます。
「日本には日本のやり方がある」という声もありますが、
伝わる・伝わらないは文化ではなく、物理法則に近い共通原理です。
ミニサマリー:
情報過多のスライドは「日本の伝統」ではなく、単なるメッセージ破壊です。
過密スライドが経営者の影響力を奪う本当の理由
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理解スピード低下
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メッセージが覚えてもらえない
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経営層としての説得力が落ちる
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リーダーシップ研修・営業研修・プレゼンテーション研修の効果も半減
2秒で内容を理解できないスライドは、複雑すぎます。
SNS時代の今、注意力はさらに短くなり、東京の会議室でも同じ現象が起きています。
ミニサマリー:
「瞬時に伝わらないスライド」は、経営トップでも相手の注意を奪えません。
逆に「デザインが良すぎる」スライドも危険な理由
見た目が美しいスライドが、
話し手の存在感を奪ってしまう
という逆効果も存在します。
プレゼンの中心はスピーカーです。
顔の表情・声・ジェスチャー・構成こそが人を動かすコアスキル。
スライドは道具であり、主役ではありません。
ミニサマリー:
派手なスライドは、あなたの最大のライバルになり得ます。
巨大スクリーンの会場で、話し手が“画面負け”しない方法は?
大規模会場では、天井近くの巨大スクリーンが「話し手<映像」という構図を作ってしまいます。
主導権を取り戻すには:
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声量と抑揚を強める
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ジェスチャーを大きく、意図的に
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ポーズ(間)で注意を引き戻す
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特に動画の直後は 10〜15秒の沈黙 を入れる
この “意図的な沈黙” が、映像からあなたへ注意を戻す最強テクニックです。
ミニサマリー:
巨大映像に勝つには、「声・ジェスチャー・沈黙」の三点セットが鍵。
スピーカーとして主導権を維持するための基本原則とは?
「ビジュアルを支配し、支配されない」 という鉄則です。
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スライドは話の補助に徹する
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メッセージの中心は常にスピーカー
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聴衆の焦点を奪われない構成を設計する
デール・カーネギー東京のプレゼンテーション研修でも一貫して証明されています:
人を動かすのはスライドではなく、スピーカー自身の存在感です。
ミニサマリー:
主役は常にスピーカー。スライドは従属物です。
要点整理
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情報過多のスライドはメッセージを破壊し、リーダーの影響力を弱める
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デザインが良すぎるスライドも、話し手の存在感を奪う
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「間(ポーズ)」は聴衆の注意を話し手へ戻す最強技術
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日本企業・外資系企業の双方で、今後は“シンプルで強いスライド”が必須
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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。