エグゼクティブに求められる「説得力」— なぜプレゼンテーション力がキャリアを左右するのか
なぜ多くの経営層が重要な場面で説得できないのか?
日本企業・外資系企業の経営層でも、会議、株主総会、商工会議所の総会、グローバルタウンホールなど、肝心な場面で聴衆を動かせないケースが多く見られます。
原因は能力不足ではなく、プレゼンテーション研修の欠如です。
ミニサマリー: 役職が上がれば自然に説得力がつくわけではない。意図的な習得が必要。
成功が説得力をつくるのか? 説得力が成功をつくるのか?
答えは後者です。
日本企業・外資系企業を問わず、昇進のスピードを決める最大要因は 人を動かす力=説得力 です。
プレゼンテーション力があるからこそ、評価され、抜擢され、影響力が拡大します。
ミニサマリー: 昇進したから説得力がつくのではない。説得力があるから昇進する。
なぜ優秀な技術系・管理系リーダーは「話すと弱い」のか?
多くのリーダーは、技術、財務、オペレーションなど専門性を武器に昇進してきました。
しかし、商工会議所の総会での5分スピーチですら、自分の価値を明確に伝えられない例が少なくありません。
企業は売上エンジンには投資しますが、ブランドの信頼性を外部に伝える“プレゼンエンジン” には十分投資していないのが現実です。
ミニサマリー: 専門性はチャンスをつくるが、説得力がチャンスを成果に変える。
どうすればプレゼンを通じて「個人ブランド」を確立できるのか?
必要なのは以下の積み上げです:
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明快なメッセージ
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戦略的な自己アピール
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聴衆の規模が大きくなっても安定して成果を出す技術
著者自身も TED Talk(546本目のスピーチ)に挑んだ際、世界中に永続的に残るプレッシャーを痛感。
大規模聴衆へのプレゼンは、場数 × プロのトレーニング の掛け算でのみ対応できます。
ミニサマリー: 一度うまく話せても意味がない。継続して成果を出せるかがブランドになる。
ハイリスクの場面でも「安全装置」は存在するのか?
あります。
それが リハーサル です。
多くのビジネスパーソンは「本番1回のみ」。しかし優れた経営者は徹底的に練習します。
正しいフィードバックの受け方:
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「どうでしたか?」は絶対に聞かない
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「良かった点と、さらに良くするための点は?」と聞く
これだけで自信を守りつつ、改善ポイントを正確に受け取れます。
ミニサマリー: リハーサルこそ、失敗を回避する最強の保険。
今日の日本の経営者が掲げるべきマントラとは?
「Persuasion Power Eats Everything For Breakfast」
責任が増すほど、説得力の重要度は指数関数的に高まります。
希望的観測では説得力は身につきません。
必要なのは トレーニング × リハーサル × 登壇機会 の3点セットです。
ミニサマリー: 説得力は必須スキル。鍛えた者がリーダーとして抜きん出る。
要点整理
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昇進の最重要要因は「説得力」。専門性だけでは不十分。
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リハーサルとプロ研修が、経営者の信頼性を劇的に高める。
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大規模・グローバル聴衆に対応できるかが、個人ブランドを決定。
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説得力は日本企業・外資系企業の双方でリーダー選抜の必須条件。
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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。