プレゼンテーション

プレゼンが劇的に変わる7つの実践スキル — デール・カーネギー東京が教える高インパクト話法

日本企業・外資系企業のビジネスパーソンに共通する悩みがあります。
「もっと説得力のある話し方をしたいのに、何をどう改善すればよいか分からない」。

デール・カーネギーの High Impact Presentations Course(HIP) の受講生たちは、明確な改善ポイントを掴んだ瞬間、一気にプロフェッショナルへと変貌します。本記事では、数多くの受講生が劇的に成長した“即実践できる7つのコアスキル”をご紹介します。

Q1|なぜ「立ち方」がプレゼンの印象を左右するのか?

実は多くの人が無意識に片足に体重を掛けたり、腰を揺らしたりしています。
これは 自信の欠如・迷い・弱さ と解釈されやすく、メッセージの説得力を大きく損ないます。

改善策:

  • 体重を均等に

  • 腰を揺らさない

  • 背骨を一本の軸としてスッと立つ

たったこれだけで意図せず漏れていた「弱い印象」が消えます。

ミニサマリー:
姿勢は“無言のメッセージ”。真っすぐ立つだけで説得力が上がる。

Q2|なぜ首だけで振り向くべきなのか?

聴衆の左右を見る際に、肩や足まで動かす人がいます。
これは 落ち着きがなく、素人っぽく、頼りない印象 を与えてしまいます。

改善策:

  • 足・肩は固定

  • 首だけゆっくり回して視線を送る

「安定している人」ほど信頼は高まります。

ミニサマリー:
身体は固定し、視線だけを動かすことで印象が一気にプロ化する。

Q3|なぜ“強いスタート”が絶対条件なのか?

今は Age of Distraction(注意散漫の時代)
聴衆の頭の中は、あなたが登壇する前から情報でパンパンです。

弱い声・曖昧な第一声ではその「雑音」を突破できません。

改善策:

  • 明確で力強い第一声

  • 最初の10秒でエネルギーを出す

スタートで掴めないと、最後まで掴めません。

ミニサマリー:
「最初の10秒」が勝負。弱い開始は最後まで引きずる。

Q4|なぜジェスチャーは“概念と一致”させる必要があるのか?

例えば「巨大なプロジェクト」と言いながら、手が数センチしか開いていないと意味が矛盾します。

改善策:

  • 大きい概念 → 大きな動き

  • 高い概念 → 手を上げる

  • 小さい概念 → 小さく示す

HIP受講生も最初は「大きすぎるジェスチャーでは?」と感じますが、動画で見るとすべて自然 に見えることに驚きます。

ミニサマリー:
手は概念を“視覚化する装置”。一致させるだけで説得力が倍増する。

Q5|なぜ6秒アイコンタクトが最も説得力を生むのか?

政治家のような“なでるだけの視線移動”は、誰ともつながっていません。これは 偽のアイコンタクト

6秒ルール:
1人に 連続6秒 視線を送り、
次にランダムで別の1人へ 6秒

これを繰り返すと、

  • 聴衆は「自分に語りかけられている」と感じる

  • 会場全体が一体化する

  • 説得力が劇的に増す

ミニサマリー:
6秒で「つながり」が生まれ、つながりが「説得力」を生む。

Q6|声は“音量”ではなく“操作”して使うべき?

多くの人は声を「出すだけ」。
しかしプロは声を 操作 しています。

  • 強調語を強く

  • 大事な部分で「間」を置く

  • ゆっくり/速くのメリハリ

  • 高低のモジュレーション

声は「単なる音」ではなく、感情・意図・力を伝えるツール です。

ミニサマリー:
声は操作するもの。強弱・間・高低でメッセージが立体化する。

Q7|なぜエネルギースイッチを上げると魅力が増すのか?

普段の会話レベルのエネルギーでは、ステージでは 薄く・弱く・地味 に見えます。

改善策:

  • 通常の会話より 20%高いエネルギー を基本ラインに

  • そこから適宜上下させて抑揚をつける

エネルギーを上げると、

  • 自信

  • 情熱

  • 信念

が観客に“伝わる”のではなく“届く”ようになります。

ミニサマリー:
ステージ上では「20%増し」が標準。エネルギーは信頼をつくる。

Q8(ボーナス)|なぜリハーサルがすべてを変えるのか?

プレゼンの多くの失敗は「本番で試す」ことで起こります。

やるべきこと:

  • スライドいじりに時間を奪われない

  • 話す内容に時間を使う

  • 可能なら動画で自己確認

リハーサルをした人だけが、

  • 時間配分が正確

  • 本番で落ち着いている

  • メッセージが明確

という「プロの状態」に到達します。

ミニサマリー:
練習なき本番はギャンブル。練習こそ最大の成功要因。

要点整理

  • 姿勢・視線・ジェスチャー・声・エネルギーはすべて「技術」で改善できる

  • 6秒アイコンタクトと概念的ジェスチャーは説得力を爆発的に高める

  • 「20%増しのエネルギー」は全ビジネスパーソンに必須

  • リハーサルは“自信と成功”をつくる唯一の方法

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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。

東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。

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