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危機の時代こそ“本物”が求められる——オンラインプレゼンで圧倒的に差がつくプロの話し方と技術|デール・カーネギー東京

「良い危機をムダにするな」。
誰も聞きたくない言葉ですが、パンデミックによって

  • ビジネスの常識が一変し

  • 未経験者が突然“オンラインプレゼンの専門家”を名乗り

  • 質の低いアドバイスが氾濫する

という混乱が起きました。

しかし、本当に求められるのは「勇気ある挑戦者」ではなく“能力あるプロフェッショナル”です。
本記事では、オンラインプレゼンの世界で“本物”が持つ条件と、あなたが即改善できる実践ポイントを解説します。

Q1|なぜ“素人オンライン講師”が大量発生しているのか?

オンライン配信が簡単にできるようになった今、

  • 機材を売る業者

  • 業界団体のリーダー

  • なんちゃってコンサルタント

など、多くの人が“オンラインプレゼンの達人”を自称しています。

しかし実際には:
オンラインで成果を出した実績がない

編集なしのライブで話せる能力もない

——その状態でノウハウを語る人がほとんどです。

プロに求められる条件は、

  • 明瞭さ

  • 自信

  • 滑らかな言語運び

  • 圧倒的な実務経験

  • ライブでも崩れない準備と技術

であり、ガジェットの知識だけではどうにもなりません。

ミニサマリー:
「機材に詳しい=話すのが上手い」ではない。本物のオンラインスピーカーは技術と内容の両輪が揃っている。

Q2|最新カメラでも“下手な話し手”を救えないのはなぜか?

今のカメラは驚くほど高性能。

  • クリアな映像

  • クローズアップの美しさ

  • 鮮明な画質

しかし——美しい画質で“あなたの失敗”を鮮明に映し出すだけです。

  • 「えーと…」「あの…」の多用

  • 自信なさげな表情

  • 単調な声

  • 淡々とした話し方

これらは高画質でも低画質でも“説得力ゼロ”になります。

ミニサマリー:
テクノロジーは能力を補強するものであって、能力そのものにはならない。

Q3|なぜ多くのオンラインプレゼンが“照明事故”になるのか?

ほとんどの人が自宅で、

  • 暗い部屋

  • パソコンの下からの逆光

  • 顔に影が落ちる環境

で話しています。

実際、あるウェビナーでは、顔が暗すぎてホラー映画の登場人物のように見える参加者までいました。

オンラインは“見た目の信頼性”が圧倒的に重要です。

  • 表情が見える

  • 目に光が入る

  • 顔全体が明るい

これだけで印象は別人級に改善します。

ミニサマリー:
照明はオンラインの生命線。暗い顔は“暗い印象”を伝えてしまう。

Q4|オンライン成功に必要な“最低限のプロ装備”とは?

以下はプロが必ず整えている基礎セットです:

● ① 光を買う(リングライト or 面光源)

顔がきれいに映るだけで説得力が跳ね上がる。

● ② カメラを目線の高さへ

下からのアングルは鼻の穴ショットになり、威圧感・不自然さが出る。

● ③ クリアな音質

  • ヘッドセットマイク

  • 外付けマイク

どちらかは必須。音が悪いと離脱率が急上昇する。

● ④ 緊急時のサポート班を確保

オンラインプラットフォームは必ずトラブルが起きます。
音が飛ぶ・画面が固まる・接続が落ちる——避けられません。

ミニサマリー:
オンラインの“プロ感”は機材の精度で決まる。

Q5|なぜオンラインでは“エネルギー40%増し”が必要なのか?

カメラは話し手のエネルギーを吸収します。
あなたが「十分だ」と思っている熱量は、視聴者には 半分以下 に届いています。

そのため、

  • 表情を大きく

  • 声を強めに

  • ジェスチャーを大胆に

  • 顔の向きを時々変える(テレビアナウンサーのように)

といった工夫が必要です。

特に顔の角度を変えると、視覚の単調さが消え、注意が持続します。

ミニサマリー:
オンラインは“熱量のデフレ環境”。40%盛ってようやく自然に見える。

Q6|プロは「録画チェック」をいつ行うのか?

答え:
本番後ではなく、本番前。

オンラインツールは録画機能が充実しています。
プロはこれを使って:

  • 画角

  • ライティング

  • 背景

  • ジェスチャー

  • 声・表情

  • スライドの見え方

をすべて事前に確認します。

本番後に見て落ち込むのではなく、本番前に改善する。
これがプロの基本姿勢です。

ミニサマリー:
“録画→改善→再録画”はオンライン時代の必須スキル。

要点整理

  • オンラインの世界では「本物」と「なんちゃって」を見抜かれる

  • 高画質カメラは能力不足を隠さない

  • 照明・カメラ位置・マイクは必須投資

  • エネルギー40%増しが画面越しの説得力を作る

  • 録画チェックを本番前に行うのがプロの習慣

オンラインでも存在感・説得力・専門性を最大化したい方へ。

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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。

東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。

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