プレゼンテーション

プロが実践する「勝てるプレゼン設計術」(Part 1)——オンライン&社内発表で“選ばれる人”になる最新戦略

人は戻ってきても、プレゼン文化はもう戻らない

在宅勤務から徐々にオフィスへ人が戻りつつあります。
しかし プレゼンテーションの環境は、もう二度とコロナ前には戻りません。

  • ライブ会場での大規模講演 → 現実的に難しい

  • 会場人数の制限 → コスト効率が悪化

  • 結果、オンライン発表が標準化

その一方で、
社内ではリーダーは部下に説明し、部下は上司に報告をする。
つまり 「話す力」だけは、どんな状況でも必ず必要になる のです。

🟥 1|オンライン発表がひどい理由と、そこに潜む巨大チャンス

❌ 現在のオンライン発表でよくある惨状

  • 音声が悪い

  • カメラが下から鼻の穴を映す

  • 画面ばかり見て、カメラを見ない(=聴衆と“目が合わない”)

  • 声が単調で眠くなる

  • 技術を理解していないため、全体が素人臭い

コロナ前から日本では「優れたプレゼンを見る機会」が少なかったため、
多くの人にとっては 「質の低いプレゼン体験が、オンラインに移動してきただけ」 の状態です。

🔵 だからこそ、あなたが“圧倒的に目立つ”チャンス

ロックダウン中にプレゼン技術を磨いた人はほぼいません。
だからこそ、今スキルを上げれば 簡単に上位1%の領域に到達する ことができます。

🟥 2|トップ1%だけが持つ力:人を動かすプレゼンの破壊力

企業がリーダーに求める力は以下の3つです:

  1. 明瞭に話す力

  2. 自信を持って伝える力

  3. 人を動かす説得力

これは専門知識やスキルよりも、
実際には 昇進・抜擢に直結する能力 です。

❌ 逆に、説得力がない人はどうなる?

  • 技術はあっても、人はついてこない

  • 情報の受け手が不安になる

  • “個人の力”がゼロなので、肩書きがないと誰も動かない

つまり、
話す能力が弱い=キャリアが止まる という構造が存在します。

🟥 3|まず最初にやるべきは「目的の明確化」——ほとんどの人がすっ飛ばす工程

多くの人がいきなり
「スライド作り」
に逃げ込んでしまいます。

しかし本当のスタート地点はここです:

🔵 プレゼンの目的は何か?

  • Inform(情報提供)

  • Convince(納得させる)

  • Inspire(鼓舞する)

  • Entertain(楽しませる)

目的が違えば構成も話し方も全く変わります。
“WHYから始めよ”という基本を守るだけで、完成度は劇的に上がります。

🟥 4|次にすべきは「オーディエンス分析」——聞き手の世界から逆算せよ

プレゼンは 「自分が話したいこと」ではなく「相手が聞きたいこと」 を語るゲームです。

◎ 事前にチェックすべき項目

  • 彼らの知識レベル

  • コロナ後にどう価値観が変わったか

  • 年齢・性別・業種

  • どんな悩み・課題を抱えているか

  • この講演で何を得たいか

◎ 情報収集の方法

  • 主催者に参加者情報を聞く

  • 同業者に最近のトピックを確認する

  • 可能なら参加者に事前インタビューをする

“話したいこと“ではなく、
“聞き手が価値を感じること” に構成を合わせるのがプロです。

🟥 5|これができると勝てる——アフターコロナ時代のプレゼン基本戦略

  • 目的を明確にする

  • 聴衆分析をする

  • スライド作りは後回し

  • オンライン環境を整える(音・光・カメラ)

  • 対面でもオンラインでも「聴衆視点で再構成」する

🔵 まとめ:いま、プレゼン能力を磨く人が次のリーダーになる

アフターコロナの世界では、
明確に伝える力=キャリアの差になる力 です。

  • 適切な構造

  • 聴衆中心設計

  • 明確なメッセージ

  • 経験ではなく技術に基づく実践

これらを習得すれば、
あなたは確実に「会社が推したくなる存在」になります。

🔵 Part Twoで扱う内容

次回は以下を詳しく解説します:

  • 最強のスピーチ構造

  • 配列とストーリーテリングの作り方

  • 聴衆の心理を掴むDelivery(声・視線・間)

  • 敵対的な質問への対処法

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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。

東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。

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