プロが実践する「勝てるプレゼン設計術」(Part 3)——オンライン&対面プレゼン「伝わる話し方」完全攻略ガイド
プロ級に聞こえる必要はない。ただし、伝わる技術は必要だ。
プレゼンには天性の“深みのある声”も、“俳優のような声帯コントロール”も不要です。
なぜなら私たちは 本業が別にあるアマチュア・プレゼンター だからです。
重要なのは、
「今ある声を最大限に、クリアに、説得力ある形で届ける技術」 です。
本記事(Part 3)では、
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声の出し方
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視線の使い方
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エネルギーの調整
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オンライン/対面での使い分け
を中心に、「伝わる・刺さる・動かす」ための実践法を解説します。
🟥 Q1|声質は変えられない。でも“伝わり方”は変えられる理由
あなたが俳優のような声でなくても問題ありません。
大事なのは 明瞭さ・簡潔さ・不要な言葉の排除。
◎ まずは「口を閉じる技術」で“えーと・あのー”を消す
多くの人は「考えながら話す」癖のせいで、
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えー
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あのー
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そのー
といったフィラー(不要語)が漏れ出ます。
解決法:口を軽く閉じて考える。話すときだけ開ける。
これだけで“雑音”が大幅に減り、プロらしい印象になります。
🟥 Q2|もっとも重要なのは「誰を見て話しているか」
❌ ありがちな失敗
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手元のノートを見ている
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スライド画面に話しかけている
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オンラインで“参加者の顔”に話し、カメラを見ていない
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目線を高速で動かすため、誰ともつながらない
◎ 正解:1人ずつ6秒のアイコンタクト
「ランダムに」「6秒間」「1人に集中」
これが最大の説得力を生みます。
6秒は:
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短すぎない(つながりが生まれる)
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長すぎない(威圧にならない)
絶妙の時間です。
🟥 Q3|聴衆の表情を読むことが、即興での修正を可能にする
もし聴衆が…
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困惑している → 言い換える
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離れ始めている → レトリカル・クエスチョン(修辞的質問)を投げる
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眠そう → テンションと声の強弱を上げる
反応を見て、内容と delivery を即座に調整できるのがプロ。
🟥 Q4|エネルギー量は「通常会話 × 1.4倍」が基準
会話のテンション=プレゼンのテンション
ではありません。
◎ 原則
通常の40%増しのエネルギー を発すること。
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対面:立つことで身体のキレが増す
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オンライン:姿勢が落ちるので“さらに意識的なエネルギー”が必要
オンラインは特にカメラがエネルギーを吸収するため、
自分の感覚より“かなり強め”でちょうど良い。
🟥 Q5|オンラインでの話し方は「機材」よりも「姿勢と視線」が命
◎ 推奨ツール
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ヘッドセット(クリアな音質)
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可能なら外付けカメラ(狭い画角で余計な背景を排除)
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ラベリアマイク(対面時は手が自由になり、ジェスチャーが使える)
◎ 必須条件
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カメラは目線の高さ
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オンラインでも必ず立てる環境をつくる
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座るなら背もたれに寄りかからず、前傾姿勢でエネルギー維持
🟥 Q6|ジェスチャーは「言葉のエクスクラメーションマーク」
ジェスチャーは“視覚的な強調”です。
主な効果:
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重要語に力を与える
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メッセージのリズムを作る
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聴衆の理解を助ける
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単調さを防ぎ、注意を引き戻す
オンラインでは画角が狭いですが、
胸から上の前方スペースで使う と効果が出ます。
🟥 Q7|究極の秘訣は ーー Rehearse, Rehearse, Rehearse.
どれだけ理論を学んでも、
リハーサルなしでは「本番でできる状態」には絶対にならない。
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フィラー削減
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エネルギー調整
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視線運用
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間の取り方
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オンライン環境の操作
すべては 反復練習で自動化されて初めて武器になる のです。
🔵 まとめ:声 × 視線 × エネルギーが “伝わる話し方” の三位一体
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声の明瞭さ:口を閉じて考える。不要語をゼロに。
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視線の戦略:6秒アイコンタクトで一人ずつ心をつかむ。
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エネルギー管理:通常の40%増しで本番に臨む。
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オンライン調整:カメラ目線・立つ・マイク・ジェスチャーを最適化。
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最強ルール:すべてはリハーサルで完成する。
もしあなたが――
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プレゼンで説得力を増したい
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オンライン・対面両方で「伝わる技術」を習得したい
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