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プレゼンテーション

オンライン・対面で圧倒的に伝わる「声の使い方」— 日本企業・外資系企業で成果を出すプレゼンテーション研修(デール・カーネギー東京)

プレゼンテーションで最も誤解されているスキルは何か?

多くの日本企業・外資系企業の管理職・エグゼクティブが見落としているのは、「声」こそが最強の説得装置である
という事実です。

しかし現実には、オンラインでも対面でも多くのスピーカーが 声の使い方で致命的なミス を犯し、メッセージが届かない・記憶されない・影響が弱いという問題に直面しています。

では、どのように声を使えば、聴衆の注意を惹きつけ、最後まで離さない話し方ができるのでしょうか?

Q1:なぜ「普通に話す」だけでは聴衆に伝わらないのか?

私たちは日常生活で自然に声を使い、家族や同僚と普通に会話しています。
しかしプレゼンテーションでは その日常モードが最大の失敗要因 になります。

理由:日常会話とプレゼンは“目的”が違う

  • 会話:情報を共有するだけ

  • プレゼン:注意を奪い、理解させ、行動させる

そのため、声に

  • 強弱

  • トーン

  • スピード

  • エネルギー
    を戦略的に乗せる必要があります。

ミニサマリー

「会話の声」のままプレゼンすると説得力がゼロになる。声は“意図して使う”ことで武器になる。

Q2:オンライン環境で声が伝わりにくくなる理由は?

オンラインの最大の敵は 音質 です。

主な問題点

  • PC内蔵マイクの音質が低い

  • プラットフォーム(Zoom/Webex等)の圧縮音が劣化

  • 音量のばらつきで聞き取りにくい

  • 周囲のノイズ・反響

対策:音声は「機材」で決まる

  • 高品質ヘッドセット+マイクを必ず使用

  • 本番前に サウンドチェックを入念に

  • 明瞭に聞こえる“声量ライン”を事前に決める

オンラインでは声のエネルギーが画面越しに削られるため、いつもより力強く話す必要がある のも重要なポイントです。

ミニサマリー

オンラインでは“音質の壁”がある。ヘッドセットと事前調整で信頼性が劇的に向上する。

Q3:対面プレゼンでマイク問題をどう回避するか?

① マイクスタンドの罠

  • 低いスタンド → 俯いて話す → 視線が下がり説得力が喪失

  • ロストラムに貼り付け状態 → 動けず聴衆を巻き込めない

解決策:会場に早く入り、マイクの種類を指定。
特に

  • ラベリアマイク(ピンマイク)は最強。

  • ステージを自由に動け、会場全体にエネルギーを届けられる。

② 手持ちマイクの正しい持ち方

  • メッシュ部分を握らない

  • 腰の高さで持たない

  • 音が震えるほど手が揺れる場合は 胸の前で固定

これは外資系企業のカンファレンスでも、日本企業の社内発表でも鉄則です。

ミニサマリー

対面ではマイク操作が説得力を大きく左右する。機材の選択と持ち方が成果を決める。

Q4:声の“単調さ”が聴衆を眠らせる理由とは?

日本のプレゼンで最も多い失敗が モノトーン(単調) です。

モノトーンが危険な理由

  • エネルギーが伝わらない

  • メッセージの重要度が判別不能

  • 日本人聴衆には“催眠効果”があり、眠気を誘発

  • ビジネス会議で即「スマホ・メールチェック」地獄に突入

対策:声に“3つのバリエーション”を入れる

  1. トーン(音程の上げ下げ)

  2. 強弱(声量の増減)

  3. スピード(早く→ゆっくり)

日本語は音程変化が少ないため、スピードと強弱の変化が特に効果的。

ミニサマリー

単調な声は最大の敵。変化の3要素を入れることで注意を常に取り戻せる。

Q5:なぜ一部のプレゼンターは“聞くだけで惹きつけられる”のか?

その秘密は 「言葉の選択と強調」 にあります。

重要な考え方

文章内のすべての単語が同じ重さではない。
強調すべき単語は

  • もっと強く

  • もっとゆっくり

  • 逆に柔らかくと「意図的に変化」させる必要がある。

著者自身が自著を自分で朗読した理由もここにある:
「どの言葉を強調するべきかを知っているのは本人だから」

ミニサマリー

声はメッセージの“意味構造”を作る。強調の仕方で説得力は何倍にも変わる。

Q6:声とエネルギーの関係 — なぜ“気”が伝わるのか?

長年の日本武道・空手の修練に基づく洞察ですが、声にはエネルギー(気)が乗り、人に直接届く という特徴があります。

エネルギーを乗せて話すとどうなるか?

  • 聴衆全体が話者の“確信”を感じる

  • 後方席までメッセージが届く

  • スマホを触りづらくなるほど集中が高まる

  • オンラインでも画面を超えて届く

■ ミニサマリー

声にエネルギーを乗せると“存在感”が劇的に高まる。これはトレーニングで強化可能。

結論:オンラインでも対面でも、声の使い方がプレゼンの生死を分ける

この「注意が奪い合われる時代」において、声を戦略的に使えるスピーカーだけが聴衆を最後まで引きつけられる。

  • 機材

  • 発声

  • 変化

  • 強調

  • エネルギー

これらを意識した話し手こそ、メッセージを“届ける”ことができる。

要点整理

  • 声はプレゼンの最強の武器であり、日常会話の延長では不十分。

  • オンラインでは音質と声量の調整が決定的。

  • 対面ではマイク選び・持ち方が説得力を左右する。

  • モノトーンを避け、トーン・強弱・スピードを意図的に変化させる。

  • 重要語の強調とエネルギー投射が聴衆を惹きつけ続ける鍵。

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