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オンラインプレゼンで“エネルギー不足”が致命傷になる理由 — 日本企業・外資系企業のためのプロフェッショナル話し方・プレゼンテーション研修

東京のビジネスコミュニティでも、オンラインプレゼンやウェビナーはすっかり定着しました。
しかし、多くの日本企業・外資系企業のビジネスパーソンは 「エネルギーゼロの話し方」 によって、自分の専門性とブランドを自ら傷つけていることに気づいていません。

画面越しに伝わるのは

  • 弱々しい声

  • 無表情

  • ジェスチャーなし

  • 目線もカメラから外れっぱなし

一方で、一部のプレゼンターはオンラインでもパワフルに観客を惹きつけています。
この差はどこから生まれるのでしょうか?

Q1:なぜ多くのオンラインプレゼンは「エネルギーが死んでいる」のか?

著者が見たオンライン講師は、

  • 体全体を使ったボディランゲージ

  • 力強い声

  • 表情豊かな顔

  • 目に炎のような情熱

まさに「オンライン向けに最適化されたエネルギー」を体現していました。

しかし、実際のウェビナー参加者の多くは

  • カメラを下から覗き込む構図

  • ビール腹の上にPCを置いたまま着席

  • 無表情・モノトーンでただ情報を読み上げる

まるで “エネルギーが内側に崩壊したブラックホール” のような状態になっています。

ミニサマリー

オンラインで説得力を出すには、日常会話レベルのエネルギーでは全く足りない。多くのプレゼンターは「自分がどれだけエネルギー不足か」に気づいていない。

Q2:「落ち着いて話す=プロフェッショナル」という誤解が危険な理由は?

多くのビジネスパーソンは、こう考えています。

「情熱的に話すと嘘っぽい。ビジネスでは落ち着いて淡々と話すべきだ」

しかし、現代の聴衆は

  • ゲーム

  • YouTube

  • SNS

  • 短く編集された動画コンテンツ

といった「強い刺激」の中で育ってきています。
エネルギーのない話し方は、数秒で“見捨てられる” のが現実です。

いくら専門知識が深くても、

  • 無表情

  • 変化のない声

  • 画面から伝わらない熱量

で語ってしまえば、視聴者は「別タブ」「スマホ」「メール」に流れていきます。

ミニサマリー

専門性だけではもはや不十分。現代の視聴者に届くには、「プロフェッショナルなエネルギー表現」が欠かせない。

Q3:なぜ視聴者はこんなにも簡単に離脱してしまうのか?

オンラインの現場では、

  • 参加者数が徐々に減っていく

  • 名前がスッとリストから消える

  • 画面は開いているが、実質「不在」

という現象が頻繁に起きています。

原因:

  • コロナ禍を経て、忍耐力がさらに低下

  • 刺激の弱いコンテンツには、もはや付き合っていられない

  • ワンクリックで別世界に逃げられるオンライン特有の環境

つまり、「ちょっとでも退屈だ」と判断された瞬間に、

聴衆はあなたを見捨てるスイッチを押すということです。

ミニサマリー

視聴者の“離脱ボタン”は常に指先のすぐそばにある。エネルギー不足の話し方は、そのボタンを自分で押させているのと同じ。

Q4:どのくらいエネルギーを上げれば「ちょうど良い」のか?

よくある誤解は、「そんなに声を張ったらオーバーアクションで恥ずかしい」というものです。

トレーニングの現場で「エネルギーを2倍にしてください」とお願いすると、ほとんどの受講者は 10%くらいしか上げていません

そこでさらに、「もう一度、エネルギーを2倍に」と繰り返していくと、本人には “自分は完全にやり過ぎている” ように感じられるレベルになります。

しかし、録画した映像を見るとどうでしょうか?
実際には

  • ちょうど良い音量

  • しっかりしたジェスチャー

  • 生き生きした表情
    プロフェッショナルな話し方 に見えるのです。

ポイント:

  • 常に150キロで飛ばす必要はない

  • 重要ポイントでエネルギーを上げる「山」を作る

  • 冒頭は日常会話よりも一段高いエネルギーレベルでスタートする

ミニサマリー

本人が「やり過ぎ」と感じるくらいで、ようやく視聴者には“ちょうど良い熱量”として伝わる。

Q5:なぜビデオフィードバックが「プロへの最短ルート」なのか?

ほとんどのプレゼンターは、自分の話し方を 感覚だけ で判断しています。
その感覚は、たいてい現実よりもかなり控えめです。

ビデオで確認すると分かること

  • エネルギーを上げたつもりでも、まだまだフラット

  • 逆に「やり過ぎだ」と思っていた動きが、画面では自然に見える

  • 目線・表情・ジェスチャーのクセが客観的に見える

録画を見た多くの人がこう言います。「もっと暴走していると思っていたのに、すごく良い感じに見える」

これは、“自分の中の限界ライン”と“視聴者にとっての適正ライン”がまったく違うということを示しています。

ミニサマリー

「自分はやり過ぎている」という思い込みを壊すには、ビデオ確認が最も効果的。客観視がプロフェッショナルへのスイッチになる。

結論:ビジネスプロフェッショナルの条件は「知識 × エネルギー表現」

ビジネスのプロであることは、

  • 専門知識が深いこと

  • 経験が豊富なこと
    だけ ではありません。

それ以上に重要なのは、「その価値を、相手に届く形で伝えられるかどうか」です。

オンラインプレゼン・ウェビナー・社内説明会・対外セミナー——どの場面でも、声・表情・ジェスチャー・目線にエネルギーを乗せられる人材 が、日本企業・外資系企業の中で真のプロフェッショナルとして評価されていきます。

私たち視聴者が本当に求めているのは、「プロとして、堂々とメッセージを届けてくれるプレゼンター」です。

要点整理

  • 多くのオンラインプレゼンは、エネルギー不足によりブランドを毀損している。

  • 現代の視聴者は刺激に慣れており、退屈な話し方からは一瞬で離脱する。

  • 自分が“やり過ぎ”と感じるレベルのエネルギーで、ようやく視聴者には“ちょうど良い”と伝わる。

  • 重要ポイントで意識的にエネルギーを上げる「山」を作ることが説得力を生む。

  • ビデオフィードバックは、自分の限界認識を修正し、プロフェッショナルなプレゼンへ最短で近づくための必須ツールである。

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デール・カーネギー東京では、

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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。

東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。

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