リーダーシップ

リーダーのアキレス腱とは何か?──成果を崩壊させる4つの盲点とフィードバックの力

あなたのリーダーシップには、致命的な弱点がありませんか?

アキレスは全身が無敵でしたが、かかとだけは守られていませんでした。
現代のリーダーも同じです。多くの強みを持ちながら、自分では見えない「盲点」によって信頼や成果を失っていきます。

部下は、あなたの弱点をあなた以上によく見ています

Q1:なぜリーダーには「盲点」が生まれるのか?

私たちは自分の欠点を、驚くほど認識できません。
一方で、部下は毎日あなたを観察しています。

  • 会議での一言

  • 判断の一貫性

  • ミスへの対応

  • 人への接し方

部下は全員、プロの「上司ウォッチャー」です。

ミニサマリー
リーダーの弱点は、本人よりも周囲の方がはるかによく知っています。

Q2:アキレス腱①「誠実さ(インテグリティ)の欠如」とは?

ほとんどのリーダーは「自分は誠実だ」と思っています。
しかし部下の目には、こう映ることがあります。

  • 会社の方針と違う行動を取る

  • 価値観を掲げるが、行動が伴わない

  • ミスを認めず、言い訳で正当化する

  • 言うことと、やることが違う

「言行不一致」は、信頼を一瞬で破壊します。

ミニサマリー
誠実さは自己申告ではなく、行動でのみ評価されます。

Q3:アキレス腱②「説明責任を果たさない」とは?

成果が出ないとき、原因はどこに向かいますか?

  • 上司の支援不足

  • 他部署の失敗

  • 環境の悪さ

360度評価が散々でも、
「部下は状況を分かっていない」と切り捨てていませんか?

責任を引き受けないリーダーは、信頼を引き渡しているのと同じです。

ミニサマリー
責任転嫁は、リーダーシップの放棄です。

Q4:アキレス腱③「自己中心的すぎる」状態とは?

リーダーになる人は、ある程度自己主張が強いものです。
問題は、それが極端になったときです。

  • 他人の成功を脅威と感じる

  • 協力しない

  • 有能な部下に仕事を任せない

  • 育てない(将来のライバルになるから)

結果として、組織の力を自ら削いでいきます。

ミニサマリー
自分を守るリーダーは、組織を弱くします。

Q5:アキレス腱④「人を鼓舞できないリーダー」とは?

「自分はインスピレーションを与えている」と思っていませんか?

しかし現実には、

  • 話が分かりにくい

  • 声に元気がない

  • いつも不機嫌

  • 忙しすぎて背景(WHY)を語らない

仕事を「投げる」だけでは、人は動きません。

ミニサマリー
熱量のないリーダーのもとでは、成果も生まれません。

Q6:なぜフィードバックは「苦い薬」なのか?

盲点を克服する唯一の方法、それがフィードバックです。

しかしフィードバックは、

  • 耳が痛い

  • 不快

  • 防衛本能を刺激する

だから多くのリーダーは避けます。
しかし、避け続ける代償はキャリアの破綻です。

ミニサマリー
フィードバックを拒むほど、同じ失敗を繰り返します。

Q7:早く「薬」を飲むべき理由とは?

自分から向き合えば、改善の主導権は自分にあります。
逃げ続ければ、いつか組織が決断します。

  • 昇進が止まる

  • 影響力を失う

  • 役職を外される

どちらを選ぶかは、今のあなた次第です。

ミニサマリー
自分で向き合うか、他人に決められるかの違いです。

要点整理

  • リーダーの盲点は、部下には明確に見えている

  • 4つのアキレス腱:誠実さ・説明責任・自己中心性・非インスピレーション

  • フィードバックは不快だが不可欠

  • 早期対応がキャリアと組織を守る

今日、信頼できる人にこう聞いてみてください。 「私のリーダーシップで、改善すべき点は何だと思う?」

勇気ある一歩が、あなたを本物のリーダーに変えます。

👉デール・カーネギー・東京に無料相談をお申し込みください。


デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。

東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。

関連ページ

デール・カーネギー・東京・ジャパンでは、最新情報やビジネス・職場・プライベートの課題を解決する
重要なテクニックなどをご紹介するメールマガジンを配信しています。