リーダーシップ

「知らないことを知らない」リスクとは?|エンゲージメント調査が暴くリーダーの盲点

部下が「満足している」と言っているのに、なぜ成果と熱量が上がらないのでしょうか?

その原因は、リーダーが気づいていない“見えない disengagement(離反)”にあるかもしれません。

Q1. なぜ「知らないことを知らない」は危険なのか?

「私たちは、知らないことを知らなかった」——この表現は一見知的ですが、リーダーシップにおいては最大のリスクになり得ます。

特にエンゲージメントは、表面の満足度だけでは測れません。
“問題がない”と信じるほど、実態から遠ざかる危険があります。

ミニサマリー
👉 見えない問題ほど、組織を静かに蝕みます。

Q2. 「満足」と「エンゲージメント」は同じではない?

15か国で実施したエンゲージメント調査では、衝撃的な結果が出ました。

  • 直属の上司に「とても満足している」と回答した人のうち

  • 13%が、実は“積極的にエンゲージしていない”状態だったのです。

つまり、満足=コミットメントではないということです。

ミニサマリー
👉 高評価の裏に、離反が隠れていることがあります。

Q3. 部下はどんな上司行動に最も動機づけられるのか?

次の二択で、どちらがよりモチベーションを高めるかを尋ねました。

  • A:役割をきちんと果たしていれば満足する上司

  • B:成長を励まし、改善できると信じてくれる上司

84%がBを選択
「放っておけばプロとして働く」は、必ずしも正解ではありません。

ミニサマリー
👉 部下は「信頼」より「成長への期待」を求めています。

Q4. リモート環境で起きやすいリーダーの誤解

在宅勤務では、
「任せている=信頼している」
「邪魔しない=尊重している」
と誤解しがちです。

しかし調査は、リーダーが“信じていることを言語化する”必要性を示しています。

ミニサマリー
👉 信頼は、沈黙では伝わりません。

Q5. お金と称賛、どちらが効くのか?

次の二択では、

  • A:成果を金銭的報酬で評価する

  • B:改善や進歩を言葉で称賛する

83%がBを選択しました。

報酬は重要ですが、日々の行動変化を言葉で認める力が、エンゲージメントに直結します。

ミニサマリー
👉 称賛は、報酬を補完する“即効性の高い燃料”です。

Q6. なぜ称賛は「途中」で必要なのか?

多くのリーダーは、

  • プロジェクト完了時

  • 成果確定後

にだけ称賛を与えがちです。

しかし効果的なのは、プロセスの途中での称賛です。
とくに在宅環境では、意識的に“探して褒める”姿勢が必要です。

ミニサマリー
👉 称賛はゴールテープではなく、伴走中に行うものです。

Q7. ミス対応で部下は何を望んでいるのか?

次の二択では、

  • A:事前に仕事のやり方を教える

  • B:ミスを間接的・配慮ある形で指摘する

78%がBを選びました。

怒鳴る、晒す、完璧を装う——
これらは恐怖と萎縮を生み、学習を止めます。

ミニサマリー
👉 ミス対応の質が、学習文化を決めます。

Q8. リーダーが最初にすべきことは何か?

  • 自分も間違う存在だと認める

  • 相手の立場・経験段階を思い出す

  • 失敗から学ぶ姿勢を示す

あなた自身が、過去の失敗の積み重ねで今ここにいるはずです。

ミニサマリー
👉 共感は、最強の教育ツールです。

Q9. 今日から変えるべき3つの行動

  1. もっと話す(一方通行ではなく対話)

  2. もっと褒める(結果だけでなく過程)

  3. もっと上手にミスを扱う(人ではなく行動に焦点)

これが、「知らないことを知らない」状態から抜け出す第一歩です。

ミニサマリー
👉 行動を変えれば、見える世界が変わります。

要点整理

  • 満足度とエンゲージメントは別物

  • 成長への期待表明が最も強い動機づけ

  • 金銭よりも、日常的な称賛が効く

  • ミス対応の質が学習文化を決める

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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。

東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。

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