忙しすぎる日本のリーダーへ|成果を出し続ける人が必ずやっている「内省」の習慣
なぜリーダーは“その場しのぎ”で一年を終えてしまうのか?
多くのリーダーは、会議から会議へと移動し続けています。
まるでジャングルの樹冠を飛び回る類人猿のように、次から次へと枝を掴み、時折メール処理という地面に降りては、また会議の密林へ戻る——。
KPIへの不安、トラブルへの警戒、数字へのプレッシャー。
月次を必死に追い、年末に力尽き、達成しても安堵は一瞬。次の年の数字がすぐに迫ってきます。
ミニサマリー:多くのリーダーは「考える余裕」を持たないまま一年を走り切っています。
日本の優れたCEOたちは、最初から優秀だったのか?
私はこれまで Japan’s Top Business Interviews という企画で、日本のCEOたちにインタビューをしてきました。
そこで浮かび上がった共通点があります。
彼らは誰一人として、「最初から完璧なリーダーだった」とは言いません。
むしろ、数多くの失敗、試行錯誤、そして日本で“何が機能し、何が機能しないのか”を学ぶ長い旅を語ってくれました。
ミニサマリー:優れたリーダーは、才能ではなく「学習の蓄積」で育っています。
リーダーの成長を最大化するために、何が足りないのか?
問題は明確です。
私たちは ビジネスの中で働くこと に忙殺され、ビジネスの上で働くこと、そして 自分自身に向き合うこと を後回しにしています。
一年を振り返ろうとしても、記憶は曖昧です。
「何が起きたか」を思い出そうとしても、忙しさの霧に包まれてしまいます。
ミニサマリー:振り返れないのは、時間がないからではなく“記録がない”からです。
月次リフレクションが、リーダーを変える理由とは?
解決策はシンプルです。
毎月、短時間でいいので、自分のリーダーシップを記録すること。
月末に次の問いを書き出してみてください。
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今月、リーダーとして何がうまくいったか?
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何を改善すべきだったか?
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第三者の視点で見たら、どんな助言をするか?
この月次記録が、年末にあなたの“客観的なリーダー履歴書”になります。
ミニサマリー:成長の材料は、日々の出来事の中にすでにあります。
時間の使い方を分析すると、何が見えてくるのか?
一年分の月次記録を並べると、傾向とパターンが浮かび上がります。
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会議に時間を使いすぎていないか?
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会議はもっと短く、効果的にできなかったか?
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チームへのコーチングや1on1は十分だったか?
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第Ⅱ領域(重要だが緊急でない:計画・育成・改善) に時間を使えていたか?
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本来、部下に任せるべき仕事を抱え込んでいなかったか?
これらは、記録なしでは見えません。
ミニサマリー:時間の分析は、リーダーシップの盲点を可視化します。
なぜ計画倒れや先延ばしが毎年起きるのか?
振り返りをすると、次のような項目が必ず見つかります。
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重要だったのに、着手すらできなかったこと
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忙しさを理由に、質が低下した仕事
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毎年先延ばしにしている“年次タスク”
これらは意志の弱さではなく、構造の問題です。
翌年は「やる気」ではなく、「仕組み」で解決すべきテーマです。
ミニサマリー:繰り返す先延ばしは、設計ミスのサインです。
月次→年次で内省するリーダーが得る最大の価値とは?
正直に言えば、年間の振り返りは少し憂鬱です。
数字と現実を突きつけられるからです。
しかし、それ以上に価値があるのは、
「次の一年を、意図を持って設計できる状態になること」。
振り返らなければ、同じ一年を繰り返すだけです。
ミニサマリー:内省は、未来を変えるための唯一の入口です。
要点整理
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多くのリーダーは忙しさの中で成長を振り返れていない
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優れたCEOほど、失敗から学ぶ習慣を持っている
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月次の短いリフレクションが、年次の大きな成長を生む
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時間の使い方を分析することで、改善点が明確になる
リーダーとしての成長を「感覚」ではなく「記録と設計」で進めませんか。
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