リーダーシップ

日本のネットワーキングはなぜ難しいのか?― 外国人が成果を出すための実践ルール完全版

「日本のネットワーキングは、どうも手応えがない」 「名刺は増えるが、案件につながらない」

それもそのはずです。
日本のネットワーキングは、海外と前提がまったく違うからです。
違いを理解せずに参加すれば、時間だけが過ぎていきます。

Q1. なぜ日本人は、ネットワーキングで自分から話しかけないのか?

日本人は子どもの頃から「知らない人に話しかけてはいけない」と教えられて育ちます。

そのため日本のイベントでは、

  • 知っている人同士で固まる

  • 紹介がない限り話しかけない

という行動が一般的です。

知っている人 → さらに知っている人を紹介
知らない人 → 近づかない

このやり方では、出会える人数に明確な上限があります。

ミニサマリー
👉 日本のネットワーキングは「紹介前提文化」です。

Q2. なぜ外国人は、日本でネットワークを広げやすいのか?

外国人には、社会的ルールの“緩衝材”が与えられています。

  • 知らない人に話しかけても失礼になりにくい

  • 多少強引でも「外国人だから」で許される

私はこの立場を活用し、“破城槌(バタリングラム)”役として輪に入り、日本人スタッフを次々と紹介します。

これを一晩中繰り返すことで、出会いの数は一気に増えます。

ミニサマリー
👉 外国人の特権は「最初の壁を壊せること」です。

Q3. 英語イベントで、日本人が座り込んでしまう理由とは?

英語イベントでは、日本人参加者は

  • 早く来て

  • すぐ座り

  • 動かない

ことがよくあります。

理由はシンプルです。
英語で話すことへの不安です。

だからこそ、こちらから行きます。

“May I meet you? My name is ○○○.”

名刺を差し出すと、最初は驚きますが、会話が始まると、ほぼ必ず打ち解けます。

ミニサマリー
👉 動かない人ほど、話しかけられるのを待っています。

Q4. なぜ「同じ会社同士で座る」のは最悪なのか?

ペアやグループで参加し、同じテーブルに座るのは自殺行為です。

  • 新しい出会いがゼロ

  • 情報も増えない

  • 時間だけが過ぎる

私のルールは明確です。

  • 同行者とは必ず別の席

  • 会場を分割して担当エリアを決める

  • 最後に合流して情報共有

ミニサマリー
👉 ネットワーキングは「分散」が基本戦略です。

Q5. どこから攻めるのが最も効率的か?

私の順番はこうです。

  1. 他のテーブルを先に回る

  2. 自分のテーブルは最後

  3. 昼食・着席時間で深い話をする

これにより、量(出会い)→ 質(関係深化)の両方を確保できます。

ミニサマリー
👉 最初は数、最後に深さを取ります。

Q6. 事前準備で、成果はどれだけ変わるのか?

主催者が参加者リストを提供してくれる場合は、必ず目を通します
なければ、早めに会場へ行き、名札を確認

さらに、

  • 主催者に紹介を依頼

  • 会場入口付近に立つ

これだけで、初動の出会い密度が跳ね上がります。

ミニサマリー
👉 ネットワーキングは、始まる前に半分決まります。

Q7. なぜ“質問”が最重要なのか?

時間は有限です。
全員と長話はできません。

だから私は、潜在顧客かどうかを見極める質問を用意しています。

見込みがなければ、

「今日は他にもお会いしたい方がいるので」

と丁寧に切り上げ、次へ進みます。

これは失礼ではありません。
目的を理解している大人の行動です。

ミニサマリー
👉 ネットワーキングは社交ではなく、事業活動です。

Q8. 日本でネットワーキングを成功させる究極の比喩とは?

西洋の昔話に、カエルにキスをすると王子になるという話があります。

ネットワーキングも同じです。

  • どの人が顧客になるかは分からない

  • 多くの人に会わなければ、何も起きない

たくさんのカエルにキスすること。
それが、日本でビジネスを広げる唯一の方法です。

ミニサマリー
👉 出会いの数が、成功確率を決めます。

結論:日本のネットワーキングは「待たずに、動く」

日本の文化を尊重しつつ、自分から動かなければ何も起きません。

  • 話しかける

  • 分散する

  • 準備する

  • 見極める

  • 次へ進む

これを徹底した人だけが、「知ってもらい、覚えてもらい、仕事につなげる」ことができます。

Action Steps(行動ステップ)

  1. 日本の紹介文化を理解した上で、自分から動く

  2. 同行者とは必ず別行動を取る

  3. 事前に参加者を把握し、入口で出会いを作る

  4. 見込み客を見極め、丁寧に次へ進む

要点整理

  • 日本のネットワーキングは受動的文化

  • 外国人は「最初の一歩」を担える

  • 同じ会社同士で固まるのは機会損失

  • 成果は出会いの“量×質”で決まる

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東京オフィスは1963年設立。日本企業および外資系企業の人材育成とビジネス拡大を支え続けています。

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