なぜ優秀なリーダーほど、チームを動かせないのか? ―「価値を感じさせる力」が組織成果を左右する理由 ―
なぜ「できる人」がリーダーとして失敗するのか?
洞察力、ビジョン、経験、専門知識。
リーダーに必要だと思われている要素は数多くあります。
しかし、ある有名な言葉が示すように、「リーダーになるのは簡単だが、人をついてこさせるのは難しい」ここに、リーダーシップの本質があります。
個人として優秀であることと、他者を動かし、成果を出させることはまったく別の能力なのです。
Q1. なぜ「仕事ができる人」が必ずしも良いリーダーにならないのか?
多くのリーダーは、「自分ができるのだから、部下もできるはずだ」という前提で動いてしまいます。
しかし、個人の成果創出能力は、人を巻き込み、方向性に共感させる力の証明にはなりません。
リーダーの価値は、「自分が何をできるか」ではなく、「人がどう動くか」によって測られます。
ミニサマリー
👉 個人スキルの高さは、リーダー適性を保証しない。
Q2. チームのエンゲージメントが低いと何が起きるのか?
エンゲージメントが低い状態では、社員は「給料のために来ている」だけになります。
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ビジョンに関心がない
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改善提案が出ない
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イノベーションが起きない
一方、競合他社のチームが高いコミットメントで動いていたらどうでしょうか。
答えは明白です。市場で勝つのはどちらか。
顧客は、
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対応の差
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フォローの差
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熱量の差
を確実に感じ取ります。
ミニサマリー
👉 エンゲージメントの差は、顧客体験の差として表れる。
Q3. 人が本気になる「引き金」は何か?
エンゲージメントの出発点は、「自分はこの会社で価値ある存在だと感じているか」ここに尽きます。
「もちろん評価している」と思っていても、伝えていなければ、伝わっていないのと同じです。
忙しいリーダーほど、指示・命令だけを短文で発信し、承認や価値の言語化を省いてしまいます。
ミニサマリー
👉 価値は「思う」ものではなく、「伝える」もの。
Q4. なぜ具体的な承認が必要なのか?
効果的な承認とは、
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具体的で
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観察に基づき
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会社のビジョンと結びついている
ものです。
「よくやっているね」では不十分です。
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何を
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どうやって
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なぜそれが価値を生んでいるのか
これを明確に言語化し、「続けてほしい行動」として伝えます。
それはお世辞でも、単なる褒め言葉でもありません。
事実に基づいた評価だからこそ、人は動きます。
ミニサマリー
👉 承認は抽象ではなく、具体であるほど効く。
Q5. なぜリーダーは「観察」に時間を使う必要があるのか?
価値を伝えるためには、まず見ていなければなりません。
しかし多くのリーダーは、
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自分の仕事に忙殺され
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頭を下げて作業に没頭し
「人を動かす仕事」を後回しにしてしまいます。
けれど、チームを鼓舞し、関与を引き出すことも立派な仕事です。
ミニサマリー
👉 人を見る時間を取らない限り、人はついてこない。
Q6. なぜ一度の評価では足りないのか?
人はゴールに到達した時だけでなく、進んでいる途中でこそ、励ましを必要とします。
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努力している時
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苦戦している時
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諦めそうな時
その過程での承認が、継続する力を生みます。
一度きりの「評価」ではなく、継続的な価値の言語化が求められます。
ミニサマリー
👉 人は結果よりも、過程で支えられる。
要点整理
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リーダーの価値は「人をどう感じさせるか」で決まる
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エンゲージメントは顧客体験と業績に直結する
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承認は具体・観察・ビジョン連動が必須
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人を動かすこと自体が、リーダーの重要な仕事
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