なぜ優秀なプレイヤーほど、リーダーとして失敗しやすいのか?―「やる人」と「育てる人」の罠から抜け出す方法 ―
なぜ昇進や起業がキャリアの分岐点になるのか?
昇進した途端、あるいは自分の会社を立ち上げた瞬間から、私たちは「リードする」と「成果を出す」の両方を同時に求められます。
ところが、多くの初任リーダーはここで自爆します。
リーダーとしても、プレイヤーとしても中途半端になり、数年後には評価を落とし、席を追われる――これは珍しい話ではありません。
Q1. なぜ初めてのリーダーは危険な状態に陥るのか?
理由は単純です。
リーダーとしての訓練を受けないまま任命されるからです。
これまで評価されてきたのは、
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自分で成果を出す力
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専門スキル
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個人の生産性
しかし、リーダーの仕事はまったく別物です。
にもかかわらず、多くの人は「見よう見まね」でやらされます。
ミニサマリー
👉 初任リーダーは、無免許運転で高速道路に放り出されるようなもの。
Q2. なぜリーダーになると、急に数字が達成できなくなるのか?
プレイヤー時代は、自分一人の数字だけを追えばよかった。
しかしリーダーになると、数字はチーム全体の合計になります。
しかも、コントロールできる範囲は激減します。
自分がどれだけ頑張っても、チームが動かなければ結果は出ません。
ミニサマリー
👉 リーダーの数字は「自分の努力」ではなく「他人の成果」。
Q3. なぜ「自分のやり方」はチームに通用しないのか?
チームメンバーは平均的な成果者です。
もし突出していれば、彼らがリーダーになっていたはずです。
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知識
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モチベーション
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成長意欲
すべてがバラバラな集団に、「自分がやった通りにやれ」は響きません。
ミニサマリー
👉 個人の成功体験は、他人には再現できない。
Q4. なぜ最初の1〜3年でリーダーは潰れるのか?
多くのリーダーはこう動きます。
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1年目:自分が頑張ってチームを背負う
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2年目:目標が上がり、達成できなくなる
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3年目:改善せず、交代させられる
忙しすぎて、
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育成
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コーチング
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動機づけ
に一切時間を使えなかった結果です。
ミニサマリー
👉 「忙しい」は、リーダー失格のサイン。
Q5. 起業家・中小企業経営者も同じ罠に陥るのはなぜか?
自分の会社では、さらに状況は厳しくなります。
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高給でAプレイヤーを雇えない
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重要顧客は自分が抱え込む
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育成に割く時間がない
結果として、自分がボトルネックになり、会社が成長しない状態になります。
ミニサマリー
👉 創業者が一番忙しい会社は、伸びない。
Q6. 正解は「やる」と「任せる」のどこにあるのか?
答えは極端を避けることです。
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やりすぎてもダメ
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任せきりでもダメ
リーダーの役割は、プロセスを管理し、人を育てること。
人を育てるには時間がかかります。
だからこそ、多くの人が避けてしまいます。
ミニサマリー
👉 人づくりは即効性がないが、唯一の突破口。
Q7. なぜ「自分でやった方が早い」は危険なのか?
確かに最初はその通りです。
しかし、ずっと自分でやっていたらどうなるでしょうか?
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時間は増えない
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自分しかできない仕事に集中できない
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永遠に忙しい
委任が機能しないのではなく、育てる前に諦めているだけです。
ミニサマリー
👉 委任は「未来への投資」。
Q8. コーチングは誰から始めるべきか?
多くの人が間違えるのがここです。
「一番できない人」から始めてしまう。
実は、効果が高いのは上位成果者からのコーチングです。
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伸びしろが大きい
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数字への影響が大きい
上から順に関わっていくと、結果は自然についてきます。
ミニサマリー
👉 育成は「下から」ではなく「上から」。
Q9. では、何から始めればいいのか?
鍵は時間配分です。
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自分の作業時間を減らす
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他人を育てる時間を増やす
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考える・戦略を練る時間を確保する
これができた時、
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組織が回り始め
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成長が加速します。
ミニサマリー
👉 時間の使い方が、組織の未来を決める。
要点整理
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プレイヤーの成功体験は、リーダーでは通用しない
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忙しさは育成不足の言い訳にならない
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委任とコーチングは未来への投資
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時間配分を変えた瞬間から、成長が始まる
「やるリーダー」から「育てるリーダー」へ
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