フォローアップできないリーダーが、なぜ組織の成果を止めてしまうのか ― 日本企業におけるリーダーシップの盲点と実践的処方箋 ―
「なぜ、これだけやっているのに成果が出ないのか?」
新規事業、採用、研修、プロジェクト立ち上げ。
多くの企業が、時間も予算も投じて「正しいこと」をやっています。
それでも成果が出ないのはなぜでしょうか。
答えはシンプルです。リーダーのフォローアップが決定的に不足しているからです。
特に日本では、「リーダーの本来の役割」に対する自己認識が不完全なまま、忙しさだけが増殖しているケースが後を絶ちません。
ミニサマリー
活動量は十分でも、フォローアップがなければ成果にはつながりません。
なぜ、オフサイトやアイデア会議は「やりっぱなし」で終わるのか?
イノベーション合宿、戦略オフサイト、ブレインストーミング。
付箋と模造紙に埋め尽くされた会議室、熱量の高い議論、最後は社長の激励。
しかし数ヶ月後、何が残っているでしょうか。
多くの場合、何も実装されていません。
理由は明確で、リーダーが「実行への翻訳」をしていないからです。
-
アイデアを誰が実装するのか
-
いつ、何を、どこまでやるのか
-
進捗を誰が確認するのか
これを決め、追い続けるのがリーダーの仕事です。
ミニサマリー
アイデアは放っておけば消えます。実行に変えるのがリーダーの役割です。
なぜ、日本では採用しても3年以内に人が辞めるのか?
現在の日本は「人が採れない時代」です。
それにもかかわらず、オンボーディングは「人が余っていた時代」のまま。
-
入社後の期待値が共有されていない
-
組織への関与をリーダーが示していない
-
育成を他部署任せにしている
結果、優秀な人材ほど早く去っていきます。
ここでも問題は同じです。
リーダーが自分の仕事だと認識していないのです。
ミニサマリー
人材定着は制度ではなく、リーダーの関与で決まります。
なぜ研修は「やっただけ」で終わってしまうのか?
研修後、現場は何も変わらない。
これは例外ではなく、日本では「標準的な現象」です。
よくあるのが、
「研修内容は人事に聞いてください」というリーダーの姿勢。
これでは、受講者は次を理解できません。
-
なぜこの研修に行くのか
-
何を身につけてほしいのか
-
終了後、何が変わることを期待されているのか
期待値が不明確な研修は、行動変容を起こしません。
ミニサマリー
研修効果は事前説明で8割決まります。
忘却曲線をどう乗り越えるべきか?
人は、
-
1時間で50%
-
1日で70%
-
1週間で90%
学んだことを忘れます。
だからこそ必要なのが、研修後の即時フォローアップです。
-
研修直後に「何を実践するか」を語らせる
-
定期的に進捗を確認する
-
行動が習慣になるまで関与する
これは放置して自然に起きるものではありません。
ミニサマリー
新しい行動は、チェックされて初めて定着します。
リーダーのTo Doリストに「フォローアップ」は入っていますか?
フォローアップは「時間があればやる仕事」ではありません。
最優先タスクです。
スケジュールに入っていなければ、
それは「やっているつもり」の幻想に過ぎません。
-
チェックされることは実行される
-
チェックされないことは消えていく
これは普遍的な真理です。
ミニサマリー
フォローアップなきリーダーシップは、自己満足で終わります。
要点整理
-
成果が出ない最大の原因は、リーダーのフォローアップ不足
-
アイデア・採用・研修は「実行と定着」までが仕事
-
行動変容には事前説明と事後確認が不可欠
-
「何をチェックするか」が、組織の行動を決める
次の一手
もし、
-
研修が成果につながっていない
-
人が育たない・定着しない
-
プロジェクトが形にならない
と感じているなら、リーダーの関与設計を見直すタイミングです。
👉デール・カーネギー・東京に、リーダーシップ開発・リーダー向けフォローアップ設計に関する無料相談をお申し込みください。
デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。
東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。