「顧客を忘れない。顧客に忘れさせない。」 ― 既存顧客を放置する営業が、なぜ機会損失を生み続けるのか ―
なぜ、私たちは顧客を簡単に忘れてしまうのか?
「Never Forget A Customer; Never Let A Customer Forget You」
これは、営業の世界で昔から語られてきた鉄則です。
しかし現実には、多くの営業がこの言葉を高い代償を払って忘れています。
受注後、私たちは次の案件へと突き進みます。
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新規顧客の獲得
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商談のクロージング
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納品や運用の調整
スケジュールはすぐに埋まり、過去の顧客が視界から消えていきます。
そして忘れられた顧客は、こちらの存在も忘れます。
ミニサマリー
忙しさは、最も高くつく営業コストです。
なぜ既存顧客ビジネスは軽視されるのか?
誰もが知っています。
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新規顧客獲得はコストが高い
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既存顧客への追加提案は成功率が高い
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再購入・紹介は最短ルート
それでも、多くの営業は新規ばかりを追いかけます。
理由は単純です。
フォローアップが「予定に入っていない」からです。
ミニサマリー
やる気よりも、予定化の有無が行動を決めます。
なぜ「売った直後」しかフォローしないのか?
多くの営業は、販売直後のアフターフォローはしっかり行います。
しかし問題は、その後です。
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「その後いかがですか?」
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「使ってみて課題はありませんか?」
こうした中長期フォローが、ほぼ存在しません。
結果、
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不満があっても表に出ない
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問題は放置される
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ブランドは静かに傷つく
黙って不満を持つ顧客ほど、危険な存在はありません。
ミニサマリー
沈黙している顧客は、満足しているとは限りません。
定期的なニーズを、なぜ競合に奪われるのか?
顧客には、
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更新
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入れ替え
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拡張
といった周期的ニーズがあります。
これを把握し、スケジュールに入れているかどうかが明暗を分けます。
最も辛いのは、「実はニーズはあったが、競合に頼んだ」と後から知る瞬間です。
ミニサマリー
顧客のニーズは、待っていても戻ってきません。
メール配信だけで十分なのか?
既存顧客を
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メルマガ
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ニュースレター
に入れて安心していませんか?
正直に言えば、ほとんど読まれていません。
情報は洪水状態です。
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メール
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SNS
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会議
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通知
その中で「埋もれる」施策は、やっていないのと同じです。
ミニサマリー
「セットして忘れる」フォローは、最も危険です。
今の時代、どうやって「思い出してもらう」のか?
電話はつながらない。
折り返しも来ない。
それでも、諦めてはいけません。
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留守電を残す
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声を聞かせる
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「考えている」ことを伝える
世代は関係ありません。
声は記憶に残ります。
ミニサマリー
つながらなくても、存在は伝えられます。
日本的アプローチを、どう活かすか?
日本には、季節の贈答文化があります。
ただし、
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コストがかかる
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件数が多いと大変
そこで有効なのが、手書きのサンクスカードです。
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取引記念日
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プロジェクト完了後
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年に一度
郵送物が激減した今、確実に目に留まります。
ミニサマリー
アナログは、デジタル時代の差別化です。
価値ある情報提供は、どうすべきか?
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ホワイトペーパー
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書籍
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レポート
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業界記事
これらは非常に有効です。
ただし、「たまたま送る」はNG。
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顧客の顔を思い浮かべる
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これは刺さると確信する
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その瞬間に送る
年2回程度で十分です。
質がすべてです。
ミニサマリー
情報提供は、量より「想起の精度」です。
なぜ「自分とのアポイント」が必要なのか?
フォローアップができない理由は一つ。
忘れるからです。
だから必要なのは、自分とのアポイント。
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CRM
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カレンダー
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アナログ手帳
手段は何でも構いません。
重要なのは、顧客を思い出させる仕組みがあるかどうかです。
ミニサマリー
仕組みのない営業は、記憶頼みになります。
今すぐやるべきこと
もし、
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フォローが属人的
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顧客接点が不定期
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「最近連絡していない顧客」が多い
なら、手遅れになる前に動くべきです。
始めるべきタイミングは昨日。
次に良いのは今日です。
要点整理
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既存顧客は最大の資産
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忙しさは最大の敵
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フォローは「予定化」がすべて
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思い出させる仕組みが、売上を守る
次のアクション
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