リーダーシップ

優れたリーダーに求められる9つの役割とは? ― GREATリーダーシップを分解して見えてくる盲点 ―

「自分はリーダーとして何をすべきなのか?」と迷っていませんか?

LinkedInを見ていると、ときどき「ハッ」とさせられる優れた洞察に出会います。
今回取り上げるのは、LinkedIn上で共有されていたTamray Vora (タンメイ・ヴォラ)氏による「GREAT Leadershipにおける9つの役割」 のインフォグラフィックです。

私たちは日々リーダーとして行動していますが、「知っていること」と「実際にやっていること」には、大きなギャップがあります。
この9つの役割を分解して見ることで、そのズレがはっきりと可視化されます。


リーダーの役割①:ビジョンを設計する「アーキテクト(Architect)」とは?

Q:組織のビジョン・使命・価値観は、本当に浸透していますか?

リーダーは、ビジョン・ミッション・バリューを設計する建築家です。
しかし問題は、「壁に飾ってあるだけ」になっていないかという点です。

新人や若手社員に「この会社のビジョンは何ですか?」と聞いて、即答できるでしょうか?

👉 結論
ビジョンは、一度伝えたら終わりではありません。
「もう言い飽きた」と感じるほど繰り返して、ようやく伝わるのです。


リーダーの役割②:短期と長期を両立させる「プランナー(Planner)」とは?

Q:目の前の問題処理に追われ、将来設計を忘れていませんか?

日々のトラブル対応に追われると、長期計画は後回しになりがちです。
一方で、長期戦略ばかりで現場を無視すれば、事業はすぐに立ち行かなくなります。

👉 結論
優れたリーダーは、「今日を乗り切りながら、3年後も見ている」この両立ができています。


リーダーの役割③:実行を促す「エグゼキューター(Executor)」とは?

Q:決めたことを、最後までやり切れていますか?

実行力は、リーダーシップの生命線です。
仕事は委任できますが、推進力そのものはトップから生まれます

人は本能的に「コンフォートゾーン」に留まりたがります。
リーダーの仕事は、そこから引き上げることです。

👉 結論
リーダーの使命は、組織を「楽な現状」から「必要な成長」へ押し出すことです。


リーダーの役割④:全体を調和させる「コンダクター(Conductor)」とは?

Q:個人最適ではなく、チーム最適になっていますか?

オーケストラの指揮者のように、個々の才能を最大化しつつ、全体の調和を生み出すのがリーダーです。

👉 結論
目指すのは、1+1=2 ではなく、1+1=5 になる組織です。


リーダーの役割⑤:人を育てる「ティーチャー(Teacher)」とは?

Q:あなたは管理者ですか?それとも育成者ですか?

マネジャーはプロセスを管理します。
リーダーは人と可能性を育てます

教えるとは、スキルだけでなく
「この仕事の意味」や「本人の可能性」を伝えることです。

👉 結論
優れたリーダーは、
成果と同時に、人の成長も生み出します


リーダーの役割⑥:支える「スチュワード(Steward)」とは?

Q:あなたのリーダーシップは“自己中心型”になっていませんか?

従来型の「俺についてこい」型リーダーは、もはや機能しにくい時代です。

現代の組織では、エンゲージメントと主体性が成果を左右します。

👉 結論
これからのリーダーは、自分が上に立つ存在ではなく、支える存在である必要があります。


リーダーの役割⑦:創造を引き出す「イノベーター(Innovator)」とは?

Q:最良のアイデアは、誰から生まれていますか?

優れた組織では、アイデアはトップだけから生まれません。

現場を最もよく知る人が、最良の改善案を持っていることが多いのです。

👉 結論
リーダーの役割は、自分が考えることではなく、皆が考えられる環境をつくることです。


リーダーの役割⑧:人を理解する「エキスパー(Expert)」とは?

Q:あなたは“仕事の専門家”だけで終わっていませんか?

かつては、上司が一番の知識人でした。
しかし今は、誰でもネットで専門知識にアクセスできます。

👉 結論
現代のリーダーに求められる専門性とは、
**「人から成果を引き出す専門性」**です。


リーダーの役割⑨:全体を考える「シンカー(Thinker)」とは?

Q:考える時間を、意識的に確保していますか?

現場業務に追われすぎると、本来リーダーが担うべき「考える仕事」ができなくなります。

👉 結論
リーダーの価値は、全体を俯瞰し、未来を考えることにあります。

なぜ「分解して考える」ことが重要なのか?

私たちはこれら9つの役割をすべて“知っている”かもしれません。

しかし問題は、

「知っているが、やっていない」

という点です。

役割を分解して見ることで、どこが抜け落ちているのかどこを怠っているのかが明確になります。

要点整理

  • 優れたリーダーには9つの明確な役割がある

  • 知識と実践のギャップを可視化することが成長の第一歩

  • 現代のリーダーシップは「支援・育成・思考」が鍵

  • 定期的な自己点検が、リーダーの質を高める

このインフォグラフィックは、 「自分は何をやっていて、何をやっていないのか?」 を静かに問いかけてくれました。

リーダーである以上、私たちは常に改善途上です。
だからこそ、

We can always do better, can’t we?

そう自分に問い続けたいものですね。

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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。

東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。

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