部下は上司を24時間監視している ― フォロワーが見抜く「無能なリーダー」の共通点
心理的リアリティ:部下はあなたを見ていないようで、すべてを見ています。
顔の表情、声のトーン、姿勢、間の取り方——
上司の一挙手一投足は、部下にとって「安全確認レーダー」そのものです。
Q1. なぜ部下はそこまで上司を観察しているのか?
部下は毎日、無意識にこう問いかけています。
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今、アイデアを出しても大丈夫か
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予算の話をしても怒られないか
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今日は休暇申請できる空気か
これは弱さではありません。
自己防衛本能です。
不思議なのは、上司になるとこの事実を忘れてしまうことです。
かつて自分自身が、同じように上司を観察していたにも関わらず。
ミニサマリー
👉 上司は忘れるが、部下は忘れない。
Q2. フィードバックをくれない上司はなぜ嫌われるのか?
研修で挙がった「無能な上司」の代表例がこれです。
「何も言ってくれない上司」
多くの上司は、実は悪意がありません。
彼らは典型的な 一匹狼型(ローンウルフ) です。
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自立している
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認められなくても平気
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自己完結型
しかし部下は違います。
ミニサマリー
👉 自分に不要なものは、他人にも不要とは限らない。
Q3. 日本のエンゲージメント調査が示す「本当の鍵」とは?
日本で行ったエンゲージメント調査では、強い相関が確認されました。
「上司から価値ある存在として扱われていると感じるか」
これが、エンゲージメントの主要ドライバーでした。
評価されなくても平気な上司ほど、部下にその感覚を与えられていません。
ミニサマリー
👉 評価は贅沢品ではなく、必需品。
Q4. なぜ今「継続的フィードバック」が重視されるのか?
多くの企業が、年1回の評価制度を廃止しています。
代わりに導入されているのが:
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定期的な1on1
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都度フィードバック
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行動ベースの称賛
目的は一つ。
「価値を感じさせる回数」を増やすことです。
ミニサマリー
👉 フィードバックは制度ではなく、習慣。
Q5. 上司は本当に「話を聞いている」のか?
「聞く」と「聞いているふり」は別物です。
Addicted to Love の歌詞にある
The lights are on but you’re not home
これは、まさに上司の擬似リスニングを表しています。
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目は合っている
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返事はしている
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でも心は別の場所
部下はすぐに見抜きます。
ミニサマリー
👉 形だけの傾聴は、最大の侮辱。
Q6. なぜ「共感的リスニング」が決定的に重要なのか?
部下が求めているのは、
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正論
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即答
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解決策
だけではありません。
「分かってもらえた」という感覚です。
共感的リスニングとは、
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言葉を聞く
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感情を感じ取る
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立場を理解する
ことです。
ミニサマリー
👉 人は理解された瞬間に、心を開く。
Q7. 自己中心的な上司はなぜ人が離れるのか?
自己中心型上司の特徴:
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上ばかり見ている
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手柄は横取り
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失敗は部下の責任
部下は「自分は部品だ」と感じます。
一方、賢い上司は違います。
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部下を後継者として育てる
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成果を上司に共有する
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公の場で名前を出す
結果、リーダー製造工場になります。
ミニサマリー
👉 人を育てる人だけが、上に行ける。
Q8. なぜ部下のアイデアが出てこなくなるのか?
「Not Invented Here」症候群は、
上司個人にも起こります。
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自分の方が賢い
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現場は分かっていない
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経験が違う
しかし現実は逆です。
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市場情報は現場にある
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顧客変化は現場が最速
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兆しは下から上がる
ミニサマリー
👉 アイデアを止めるのは、競合ではなく上司。
Q9. 結局、無能なリーダーの共通点とは?
研修から見えた共通項は明確でした。
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フィードバックしない
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聞いていない
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自己中心
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部下のアイデアを軽視
そして最も致命的なのは——知っているのに変えないことです。
ミニサマリー
👉 知識は行動に変えてこそ価値がある。
要点整理
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部下は上司を常に観察している
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フィードバック不足は最大の不満要因
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擬似リスニングは信頼を破壊する
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部下の成功を支援する上司だけが生き残る
行動への問い
あなたは「安全な上司」ですか?
それとも
「常に様子見される上司」ですか?
答えは、もう部下の中にあります。
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