リーダーシップ

成長とエンゲージメントを両立させる考え方

人を率いるのは、実はとても簡単です。 全てを自分で決め、細部まで指示し、部下には従わせるだけ。

実際、日本にはこの 独裁型リーダーシップ を実践している上司が数多く存在します。
短期的には「統制」「安定」「予測可能性」が手に入ります。
しかし──その先に、組織の成長はあるのでしょうか?

Q1. なぜ独裁型リーダーシップは日本で成立しやすいのか?

日本企業には、

  • 指示を正確に実行する

  • 決められたやり方を守る

  • 上に逆らわない

という文化的強みがあります。
そのため、トップが全てを決め、部下が「手足」として動く体制は機能します。

このモデルは、モチベーション理論でいう マグレガーのX理論(Theory X) に近く、厳格な管理と罰則を前提としたマネジメントです。

ミニサマリー:
独裁型は「短期の統制」には強いモデルです。

Q2. なぜスケールすると必ず破綻するのか?

組織が大きくなると、

  • 全員に直接指示できない

  • 全てを自分でチェックできない

  • 中間管理職が必要になる

という現実に直面します。

独裁モデルを中間管理職に適用すると、現場からトップは切り離され、情報もアイデアも上がってこなくなります。

ミニサマリー:
時間と注意力が限界に達した瞬間、このモデルは崩れます。

Q3. 独裁型はなぜイノベーションを殺すのか?

すべてのアイデアがトップ発信であれば、組織の知恵は 一人分 に限定されます。

競合が次々に新しいアイデアを生み出す中で、自社だけが「完璧な統制」に満足していると、市場は簡単に奪われます。

ミニサマリー:
統制を取るほど、競争力を失うという逆説があります。

Q4. 後継者が育たないのはなぜか?

常に指示待ちの環境で育った人材は、

  • 判断しない

  • 決断しない

  • 責任を取らない

リーダーにはなれません。

一方で、能力と意欲のある人材ほど、この環境を「息苦しい」と感じて離職していきます。

ミニサマリー:
独裁型は、人材流出と後継者不足を同時に生みます。


Q5. エンゲージメントとオーナーシップはどう生まれるのか?

人は、自分が関わって創り上げたものに責任と誇りを感じます。
だからこそ、

  • 意見を求める

  • 参加させる

  • 考えさせる

ことが、エンゲージメントの源泉になります。

ミニサマリー:
関与なき組織に、改善も革新も生まれません。

Q6. しかし日本では「考えろ」と言っても動かない人がいるのはなぜか?

日本には、「指示されたことは完璧にやるが、指示されないことはやらない」という人材が多く存在します。

彼らは悪いわけではありません。
その環境で育ち、その役割を期待されてきただけです。

ミニサマリー:
全員がリーダー志向ではありません。

Q7. オーナーシップを持てない人材をどう扱うべきか?

重要なのは現実を受け入れることです。

  • 全員が将来ビジョンを描けるわけではない

  • 全員がリーダーになりたいわけではない

その場合、選択肢は3つあります。

  1. 上に真のリーダーを置く

  2. 機能専門家として役割を限定する

  3. あなたが意思決定し、実行を任せる

ミニサマリー:
役割設計を誤らなければ、人は活きます。

Q8. 弱みを直すより、強みを活かすべき理由とは?

人は自分の弱みを簡単には変えられません。
あなた自身を振り返ってみてください。

だからこそ、

  • 弱点を矯正する

  • 全員を同じ型にはめる

よりも、強みを活かし、適材適所に配置する 方が成果は出ます。

ミニサマリー:
正しい人を、正しい席に座らせることが経営です。

要点整理

  • 独裁型リーダーシップは短期的には機能する

  • 成長・革新・後継者育成には限界がある

  • エンゲージメントは参加とオーナーシップから生まれる

  • 全員をリーダーにしようとしないことも重要

あなたは、人を鼓舞するリーダーになれていますか?

エンゲージメントの高い社員は、自ら動きます。
自ら動く社員は、インスピレーションを受けています。

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