忙しい上司でもできる「本質的なエンゲージメント」とは? ― ドライバー型リーダーがチームの信頼を高める対話の技術 ―
「部下ともっと関わるべきだ」と言われても、 スケジュールを見た瞬間に「無理だ」と感じる上司は少なくありません。
一方で、社員は
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認められたい
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大切にされていると感じたい
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上司が自分に関心を持ってほしい
と願っています。
このギャップを、どう埋めればよいのでしょうか。
Q1. なぜ成果志向の上司ほど、エンゲージメントが低くなりやすいのか?
成果志向(ドライバー型)の上司は、
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数字
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期限
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成果物
に強くフォーカスします。
人は「成果を出すための要素」として捉えられがちで、日常的な関心や雑談は後回しになります。
これは能力不足ではなく、価値観と思考スタイルの違いです。
ミニサマリー
エンゲージメント不足は、悪意ではなく思考の偏りから生まれます。
Q2. なぜ社員は「もっと関心を持ってほしい」と感じるのか?
多くの調査で、「上司から価値ある存在だと感じられること」が、
エンゲージメントを高める重要因子であることが示されています。
社員が求めているのは、
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甘やかし
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特別扱い
ではなく、一人の人間として見られている感覚です。
ミニサマリー
評価よりも「関心」が、信頼の土台になります。
Q3. 上司がやりがちな誤解とは?
成果志向の上司の中には、「部下は自分で強くなるべきだ」「自分もそうやってきた」と考える人もいます。
その結果、
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個人的な話をしない
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深い対話を避ける
傾向が生まれます。
しかし、これは現代の働き方とはズレが生じやすい考え方でもあります。
ミニサマリー
過去の成功体験が、現在のマネジメントを制限することがあります。
Q4. 「インナービュー(Innerview)」とは何か?
インナービューとは、部下の内面を理解するための対話です。
重要なのは、
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操作しない
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利用しない
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生産性向上の道具にしない
こと。
目的は、理解と尊重です。
ミニサマリー
インナービューは、操作ではなく理解のための対話です。
Q5. まずはどんな質問から始めればよいのか?
① 事実ベースの質問
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出身地はどこですか?
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学校では何を学びましたか?
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これまでどんな仕事をしてきましたか?
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趣味や興味は何ですか?
ミニサマリー
安心感は、シンプルな事実確認から生まれます。
Q6. どうやって「深い理解」に進むのか?
② 理由・動機を探る質問
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なぜその分野を選んだのですか?
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なぜこの会社に来たのですか?
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なぜその趣味が好きなのですか?
ミニサマリー
「なぜ」を聞くことで、価値観が見えてきます。
Q7. 価値観を知る質問とは?
③ 価値観ベースの質問
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人生をやり直せるなら、何を変えますか?
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これまで誇りに思った経験は何ですか?
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人生の転機はありましたか?
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若い人に仕事のアドバイスをするとしたら?
これらは、評価や詮索のためではなく、理解のために使います。
ミニサマリー
価値観の共有は、深い信頼関係を生みます。
Q8. この対話で絶対に避けるべきことは?
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質問を矢継ぎ早に浴びせる
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メモを取りすぎて尋問のようにする
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得た情報を後で操作や圧力に使う
こうした行為は、一瞬で信頼を壊します。
ミニサマリー
対話の質は「態度」で決まります。
Q9. この対話は、どんな成果につながるのか?
正しく行われたインナービューは、
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相互理解
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コミュニケーションの円滑化
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価値観の接点発見
を生み、個人と組織の目標を重ねやすくします。
ミニサマリー
理解が進むと、自然に協力が生まれます。
要点整理
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忙しい上司でも、深いエンゲージメントは可能
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部下が求めているのは「関心」と「尊重」
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インナービューは操作ではなく理解のため
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良質な1on1は、成果と信頼を同時に高める
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