リーダーシップ

チームはいつ作られるのか? ― 流動する組織をまとめる4つのチーム形成ステージ ―

「チームビルディングは、新しいチームを立ち上げるときだけの話だ」 そう考えていませんか?

実際の現場では、多くのリーダーが、すでに存在するチームを引き継ぎながら マネジメントしています。
つまり、私たちは毎日、意識せずともチームを“作り続けている”のです。

Q1. チームビルディングはいつ起こっているのか?

チームは固定された存在ではありません。
人は異動し、退職し、新しいメンバーが加わります。

そのため、「チームは完成した」という状態は存在しません。

チームビルディングとは、始まりのイベントではなく、継続的なプロセスです。

ミニサマリー
→ チームは常に変化し続けています。

Q2. なぜチームは何度も“組み直し”が必要なのか?

新しいメンバーは、それぞれ異なる職場文化や経験を持ち込んできます。
まるで「つぎはぎのコート」のように、多様な価値観が混在します。

リーダーの役割は、それぞれの専門性が調和するように導くことです。
オーケストラの指揮者のように、全体として美しい音を出すことが求められます。

ミニサマリー
→ 多様性は、整えられて初めて力になります。

Q3. チーム形成の第1段階「不確実性」とは?

新しい上司が着任したとき、あるいは新しいメンバーが加わったとき、チームはまず 不確実性 の段階に入ります。

  • この人はどんな人だろうか

  • 自分の役割は変わるのか

  • 安心して働けるのか

こうした問いが、自然に生まれます。

ミニサマリー
→ 不確実性は、警戒ではなく自己防衛です。

Q4. 第2段階「不安」はなぜ生じるのか?

変化が加速すると、不安が高まります。
役割変更、期待水準の上昇、新しい基準への適応などが起こります。

人は不安を感じると、

  • 自分を守ろうとする

  • 周囲の動きを敏感に観察する

といった反応を示します。

これは、どの国・どの組織でも見られる、ごく自然な心理プロセスです。

ミニサマリー
→ 不安は、変化のスピードと比例します。

Q5. 第3段階「明確化」はどのように進むのか?

時間が経つと、チームは新しい上司やメンバーを理解し始めます。

  • 判断基準

  • 価値観

  • コミュニケーションスタイル

が徐々に見えてきます。

合わないと感じる人は離れ、残る人は適応し、関係性が再構築されます。

ミニサマリー
→ 明確化は、選別ではなく適応の結果です。


Q6. 第4段階「安定・一貫性」が意味するものとは?

役割と期待が明確になると、チームは再び仕事に集中できるようになります。

  • 協力関係が生まれる

  • 成果が出始める

  • 達成感が共有される

この段階では、チームとしての一体感が高まります。

ミニサマリー
→ 一貫性は、信頼の上に成り立ちます。

Q7. なぜこのサイクルは終わらないのか?

チームが安定したと思った瞬間、異動・昇進・退職など、次の変化が訪れます。

そしてまた、不確実性 → 不安 → 明確化 → 一貫性のサイクルが始まります。

これが、現実の組織です。

ミニサマリー
→ チーム形成は、終わりのない循環です。

要点整理

  • チームビルディングは日常的なプロセス

  • チームは常に流動している

  • 4つの段階を理解すると、混乱に振り回されなくなる

  • リーダーの役割は「整えること」

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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、チームマネジメント、コミュニケーション、エグゼクティブ・コーチングを通じて、世界100年以上にわたり企業と個人を支援してきました。
東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。

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