リーダーシップ

なぜ現代の職場は、これほどコンフリクトが生まれやすいのか? ― スピード時代の組織で衝突を減らす5つの視点 ―

私たちは「史上最速」の働き方をしている

現代のビジネスは、人類史上もっともスピードが速いと言えるでしょう。
高性能なコンピューターと通信機能を備えたデバイスを、私たちは常に手のひらに持ち、24時間365日、仕事と接続された状態で生活しています。

  • フラット化した組織

  • 集中を妨げやすいオープンプランの職場

  • 物理的に離れたマトリックス関係

こうした環境では、対面での対話が減り、コミュニケーションの摩擦が起こりやすくなります。

👉 ミニサマリー:働き方の進化そのものが、コンフリクトを生みやすくしています。

なぜ職場の緊張感は高まっているのか?

Q:私たちは何に追われているのか?

マイルストーン、期限、目標、売上、KPI。
それらは常に「即時対応」を求めてきます。

ファイルのダウンロードが遅いだけで苛立つ。
かつてはメールで瞬時に資料が届くこと自体が革命でした。

期待値の上昇が、忍耐力を削っているのです。

👉 ミニサマリー:スピードへの期待が、感情の余裕を奪っています。

過去との比較が教えてくれること

Q:昔の国際ビジネスはどう違ったのか?

かつて国際業務は、船便でのやり取りが当たり前でした。
返事を待つのに何か月もかかり、その間は現地判断が求められていました。

今は真逆です。
「今すぐ」「同時に」「全員が」が前提となり、その結果、摩擦が増えています。

👉 ミニサマリー:利便性の向上は、衝突リスクも高めました。

職場のコンフリクトは5つに分類できる

ここからは、職場で起きるコンフリクトを5つの代表的なタイプに分けて整理します。


① プロセス・コンフリクト

Q:問題は「人」ではなく「仕組み」か?

手順やフローが原因で摩擦が生じるケースです。

  • 根本原因は何か

  • 誰がプロセスオーナーか

  • 影響が共有されているか

多くの場合、関係者は問題に気づいていません。
丁寧に提起し、共同で改善策を考えることが重要です。

👉 ミニサマリー:仕組みの問題は、対話で修正できます。


② 役割コンフリクト

Q:フラット組織で起きやすい理由は?

役割が曖昧になりやすいことが原因です。

  • 自分は何を期待されているのか

  • 他者との境界はどこか

他人が整理してくれるのを待たず、自ら役割を明確にし、柔軟に再定義する姿勢が求められます。

👉 ミニサマリー:役割の再解釈は、成長の機会です。


③ 対人関係コンフリクト

Q:なぜ一番難しいのか?

言動、態度、噂話などが絡み、感情が入りやすいからです。

ここで重要なのは自己点検です。

  • 自分の思い込みはないか

  • 周囲の情報は公平か

相手が変わるのを待つのではなく、自分が変える行動を選ぶことが突破口になります。

👉 ミニサマリー:主導権は、常に自分の行動にあります。


④ 方向性コンフリクト

Q:進むべき道が見えないと何が起きるのか?

組織の方向性が共有されていないと、善意の行動が衝突を生みます。

  • 自分の理解は正しいか

  • 相手との認識差はどこか

責任追及ではなく、共通理解を作る対話が解決につながります。

👉 ミニサマリー:方向性のズレは、対話で揃えられます。


⑤ 外部コンフリクト

Q:コントロールできない問題にどう向き合うか?

外部要因には、直接的な権限がありません。

ここで問うべきは、

  • 本当に関与すべき問題か

  • 自分が影響できる範囲はどこか

不満を嘆くより、前進できる一点に集中することが生産的です。

👉 ミニサマリー:選択と集中が、エネルギーを守ります。

前向きに進むための問い

外部要因に振り回されそうになったら、次の問いに立ち返りましょう。

「この状況で、組織を前進させるために何ができるか?」

これは、あの不屈のエネルギーで知られる、ジェームズ・ブラウン(James Brown )の言葉を借りれば、“Get on the good foot” (「幸先の良いスタートを切る」)という姿勢です。

👉 ミニサマリー:前進に意識を向けた瞬間、状況は変わり始めます。

👉デール・カーネギー・東京に、リーダーシップ開発に関する無料相談をお申し込みください。


 

デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。

東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。

 

関連ページ

デール・カーネギー・東京・ジャパンでは、最新情報やビジネス・職場・プライベートの課題を解決する
重要なテクニックなどをご紹介するメールマガジンを配信しています。