プレゼンテーションで成果を高める視覚資料の使い方(パート2)- グラフ・色・照明の実践ポイント -
「グラフは正しく使えているだろうか?」 「会場の照明や色使いが、説得力を下げていないだろうか?」
視覚資料の基本を理解していても、グラフ・色・照明の使い方でプレゼンの印象が大きく変わることは少なくありません。
本記事では、数字・環境・色彩という“見落とされがちな要素”を整理し、伝わるプレゼンテーションに仕上げるための実践ポイントを解説します。
ミニサマリー
→ 視覚資料の完成度は、細部の設計で決まります。
Q1:棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフはどう使い分けるべきですか?
グラフは目的に応じて使い分けることで、理解が格段に高まります。
-
棒グラフ:項目同士の比較に最適
-
折れ線グラフ:時間の経過による変化を示すのに有効
-
円グラフ:全体に対する構成比を示すのに適している
特に折れ線グラフは、2〜3本までに抑えると直感的に理解しやすくなります。
円グラフも、分割が多すぎる場合は別の形式を検討するとよいでしょう。
ミニサマリー
→ グラフは「見せたい関係性」に合わせて選びます。
Q2:1枚のスライドに、どれくらいの情報量が適切ですか?
原則として、1スライド1グラフが理想です。
比較が必要な場合でも、2つまでに留めると視認性が保たれます。
情報を詰め込みすぎると、画面が小さくなり、理解に時間がかかってしまいます。
ミニマルであることが、結果的に説得力を高めます。
ミニサマリー
→ 情報量を減らすほど、理解は深まります。
Q3:会場の照明は、どこに注意すべきでしょうか?
照明は、プレゼンの印象を大きく左右します。
重要なのは、話し手と聴衆がしっかり見える状態を保つことです。
-
聴衆側の照明は、基本的に明るく保つ
-
話し手にはライトが当たるようにする
-
スクリーン直上のみ暗くできると理想的
話し手は、聴衆の表情から反応を読み取り、内容やスピードを調整します。そのためにも視認性は不可欠です。
ミニサマリー
→ 照明は「見せるため」ではなく「対話するため」に整えます。
Q4:明るい部屋・暗い部屋で、スライドの色は変えるべきですか?
はい。会場環境に合わせた配色は非常に重要です。
-
明るい部屋:白背景 × 濃い文字
-
やや暗い部屋:濃い背景 × 白文字
十分なコントラストを確保することで、スクリーンの可読性が大きく向上します。
ミニサマリー
→ 環境に応じた配色が、理解度を左右します。
Q5:スライドで使う色に、適・不適はありますか?
スクリーン上で使いやすい色には傾向があります。
-
見やすい色:黒・青・緑
-
組み合わせ例:黒 × 青、緑 × 黒
-
注意が必要な色:赤、オレンジ、グレー
特に赤は、背景によっては読みにくくなることがあります。
また、多色使いは注意が散漫になりやすいため、控えめが基本です。
ミニサマリー
→ 色は「印象」ではなく「可読性」で選びます。
Q6:スライドは、どの距離感でチェックすべきでしょうか?
多くの人は、至近距離でスライドを作成します。
しかし実際の会場では、遠くから見ることになります。
準備段階で「プレゼンテーションモード」を使い、実際の表示サイズで確認しておくと、違和感を防げます。
ミニサマリー
→ 作成時から「会場視点」で確認することが重要です。
要点整理
-
グラフは目的別に使い分ける
-
1スライドの情報量は最小限に
-
照明は話し手と聴衆の視認性を最優先
-
色は可読性とコントラストを重視する
プレゼンテーションの説得力を高めたい方は、 実践型トレーニングや個別コーチングをご活用ください。
👉デール・カーネギー・東京に、プレゼンテーション研修無料相談をお申し込みください。
デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチングなどの分野で、100年以上にわたり世界中の企業と個人を支援してきました。
東京オフィスは1963年設立。日本企業・外資系企業双方の成長を支え続けています。