発表者からファシリテーターへ役割を切り替える方法
なぜ多くのプレゼンは一方通行になりがちなのか?
多くのプレゼンでは、話し手が説明し、聴衆は聞くだけという形式になります。
しかし社内会議や意思決定の場では、発表者が議論を促進する役割を担うことも少なくありません。
この役割には、プレゼン能力とは異なるスキルが必要です。
ミニサマリー:説明力と促進力は別の能力。
ファシリテーターに最も重要なスキルとは?
最初に身につけるべきは、
話すことではなく聴くことです。
プレゼンでは主役は話し手ですが、ファシリテーションでは参加者が主役になります。
そのため:
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発言の機会を広げる
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多様な意見を引き出す
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自分の意見を控える
姿勢が求められます。
ミニサマリー:主役を参加者に移す。
なぜ「聴くこと」が難しいのか?
話し手モードのままでは、他者の発言を十分に受け止められません。
よくある状況:
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自分の返答を考えてしまう
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気に入った部分だけ聞く
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発言を途中で遮る
これらは参加意欲を低下させます。
ミニサマリー:真の傾聴には意識的な努力が必要。
沈黙は避けるべきなのか?
質問後に沈黙が生まれることがありますが、必ずしも問題ではありません。
沈黙の理由:
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思考を整理している
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発言をためらっている
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深く検討している
十分な待ち時間を与えることで、より質の高い意見が引き出されます。
ミニサマリー:沈黙は思考の時間。
全員の参加を促すにはどうするか?
発言の偏りを防ぐためには、発言機会の調整が必要です。
有効な方法
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積極的な人に発言を控えてもらう
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静かな人に機会を与える
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書き出してから共有する
意見を書いてもらう方法は、発言しにくいテーマでも効果的です。
ミニサマリー:多様な声を引き出す仕組みを作る。
発言内容への反応はどうするべきか?
ファシリテーターの表情や態度は、場の雰囲気に大きく影響します。
注意点:
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過度な賛否を示さない
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否定的な表情を避ける
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中立性を保つ
安心して意見を述べられる環境が重要です。
ミニサマリー:中立性が参加を促進する。
質問の種類はどのように使い分けるか?
効果的な議論には、目的に応じた質問が必要です。
主な質問タイプ
事実確認型
情報やデータを収集する
→ グループ全体に向けると安心
意見・感情型
考えや感じ方を引き出す
→ 共感や理解を促進
オープン質問
議論を広げる
クローズ質問
合意形成や確認に有効
ミニサマリー:質問設計が議論の質を決める。
反対意見を引き出す方法は?
質問を個人の主張として提示すると、反対しにくくなることがあります。
第三者の意見として提示すると、多様な視点が出やすくなります。
例:
「ある見方では〜と言われていますが、皆さんはどう思いますか?」
ミニサマリー:間接表現が自由な発言を促す。
プレゼンターからファシリテーターへ切り替えるポイント
役割の違いを意識することが重要です。
プレゼンター
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情報を伝える
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説得する
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主導する
ファシリテーター
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参加を促す
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意見を整理する
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合意形成を支援する
ミニサマリー:目的に応じて行動を変える。
要点整理
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ファシリテーションには傾聴力が不可欠
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沈黙は思考の時間として活用する
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中立性が発言しやすい環境を作る
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質問の使い分けが議論の質を高める
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