プレゼンテーション

ビジネスアワード受賞スピーチの作り方 — 表彰式で会社のブランドを高める「短く強い」スピーチ準備

受賞は“ゴール”ではなく、ブランドを上げる「最高の舞台」になる

ビジネスアワードや表彰式に参加する目的は、トロフィーを手にすることだけではありません。
受賞の瞬間は、社内外に向けて「私たちは何者で、何を大切にしているのか」を伝えられる、希少な機会です。

ステージ上では照明、カメラ、拍手、音楽——すべてが一気に集中します。
この環境では、準備があるほど短時間で信頼を獲得でき、準備が不十分だと伝えたい価値が届きにくくなることがあります。

▶ ミニ要約:表彰式は“受賞の場”であると同時に、会社の信頼と魅力を伝える広報の舞台。

受賞スピーチで起こりやすいことは?(緊張は自然。だからこそ設計する)

受賞者は突然ステージに呼ばれます。会場の視線が集まり、短い時間で言葉を選ぶ必要があります。
緊張そのものは自然な反応です。大切なのは、緊張に左右されないようにスピーチを構造化しておくことです。

ポイントは「うまく話そう」とするより、“言うべきことを決めておく”こと。
その準備が、あなた自身の落ち着きにもつながります。

▶ ミニ要約:緊張を消すより、緊張しても崩れない“型”を持つことが成果に直結。

受賞スピーチで絶対に避けたいことは?(短い時間ほど印象が残る)

表彰式では、スピーチは長く話す場ではありません。
だからこそ、次の点は避けるのが安全です。

  • だらだらとした前置き(要点が埋もれる)

  • 「準備していませんでした」系の自己否定(価値が下がって聞こえる)

  • 無理なジョーク(空気が読みづらい場面もある)

  • その場の勢いだけで話す(メッセージが散る)

代わりに、礼儀と敬意を持って、簡潔に言い切るほうが信頼されます。

▶ ミニ要約:短い場ほど“言葉の選択”がブランドになる。自己否定と散漫さは避ける。

受賞スピーチの黄金構成(30〜60秒で信頼と好意をつくる)

デール・カーネギーのコミュニケーション思想に沿うなら、受賞スピーチは次の流れが効果的です。
(日本企業・外資系企業どちらの場でも使える構成です)

① 感謝(10秒)

  • 主催者、審査員、来賓(VIP)への感謝

  • 受賞の意義を一言で言語化

例:
「このような名誉ある賞をいただき、主催者の皆さま、審査員の皆さまに心より御礼申し上げます。」

② 競合・他社への敬意(5〜10秒)

  • “勝った”より“学び合った”空気を作る

例:
「同じ場に立たれた皆さまの取り組みからも、多くの刺激をいただきました。」

③ 会社・活動のエレベーターピッチ(15〜20秒)

  • 「私たちは何を大切にし、誰にどんな価値を提供しているか」を一文で

  • “人の役に立つ”価値で語ると共感されやすい

例:
「私たちは、〇〇を通じて△△を支え、現場の成果と働く人の成長を両立させることに取り組んでいます。」

④ チームへの具体的な称賛(10〜15秒)

  • 2〜4名を短く、具体的に

  • “努力の情景”が浮かぶ言葉にする

例:
「夜遅くまで改善を積み重ねてくれた〇〇、顧客の声に向き合い続けた〇〇、難しい局面でも前に進めた〇〇に感謝します。」

⑤ 家族・支援者への感謝(5〜10秒)

  • 感情が動くのは自然。短く丁寧に

例:
「支えてくれた家族や仲間にも、心から感謝します。」

⑥ 締めの一言(5〜10秒)

  • 聴衆への前向きな呼びかけで終える(日本を肯定的に)

例:
「この素晴らしい日本のビジネスコミュニティで、皆さまと共にさらに価値を創っていけることを楽しみにしています。本日はありがとうございました。」

▶ ミニ要約:感謝→敬意→価値→称賛→支援者→呼びかけ、の順で30〜60秒に収めると強い。

その場で“うまく話す”より、事前に“勝てる言葉”を作る

受賞スピーチは、即興の勝負に見えますが、実際は準備の勝負です。
おすすめは次の3つです。

  • 文章で作る(話す内容を固定する)

  • 声に出して練習する(口に合う言い回しに削る)

  • 時間を測る(30〜60秒に収める)

そして、当日はコンディション管理も大切です。
「勝った後に最高の言葉を届ける」ために、ベストな状態で壇上に立てるように整えましょう。

▶ ミニ要約:受賞スピーチは“即興力”より“設計力”。短く磨くほど説得力が上がる。

要点整理

  • 表彰式は会社・組織のブランドを高める発信の舞台になる

  • 受賞スピーチは「短いほど設計」が重要

  • 自己否定や散漫な話を避け、礼儀と敬意で信頼を作る

  • 30〜60秒の黄金構成で、感謝・価値・称賛・呼びかけを言い切る

  • 文章化→音読→計測の3ステップで“勝てる言葉”に仕上げる

大事な一言を、伝わる一言に変える(プレゼン・スピーチ強化)

ビジネスの節目での発言は、個人だけでなく組織全体の信頼にも影響します。
「短い言葉で、人の心を動かし、行動につなげる」力は、鍛えることができます。

  • 受賞スピーチ/表彰式スピーチの個別ブラッシュアップ

  • 経営層・管理職のプレゼン/スピーチ力強化

  • チームのエンゲージメントを高めるリーダーコミュニケーション

👉デール・カーネギー・東京に、プレゼンテーション研修無料相談をお申し込みください。


デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。

東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。

関連ページ

デール・カーネギー・東京・ジャパンでは、最新情報やビジネス・職場・プライベートの課題を解決する
重要なテクニックなどをご紹介するメールマガジンを配信しています。