営業KPIとは?売上につながる「個人営業KPI」の作り方と実践方法
営業が「運任せ」に感じることはありませんか。
努力しているのに成果が安定しない。
忙しく活動しているのに売上が伸びない。
その原因の多くは、努力量を測っているだけで、売上につながる活動を測っていないことにあります。
そこで重要になるのが KPI(Key Performance Indicators:重要業績指標)です。
営業KPIとは、継続的に実行すれば売上につながる具体的な行動指標です。
さらにKPIは、もう一つの大きな価値を持っています。
それは 行動の規律を生み出すことです。
営業はすぐに結果が出るとは限りません。
だからこそ、成果に直結する行動を測定し続ける仕組みが必要になります。
では、営業担当者はどのように 自分自身のKPIを作ればよいのでしょうか。
個人営業KPIとは何か?なぜ必要なのか?
KPIは単なる「忙しさの指標」ではありません。
成果を生む行動を可視化する指標です。
営業担当者ごとに、次の要素は異なります。
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担当市場
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商談規模
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営業サイクル
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顧客タイプ
そのため、営業KPIは 個人ごとに最適化される必要があります。
もし会社がKPIを設定しているなら、それに従えば問題ありません。
しかし、多くの場合、営業担当者は自分自身で行動指標を設計する必要があります。
個人KPIを持つことで得られるメリットは次の通りです。
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何に集中すべきか明確になる
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営業活動を客観的に見られる
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パイプラインが減ったときに早く修正できる
営業ではすべてを完璧に行うことはできません。
しかし 最も重要な行動に集中することはできます。
ミニまとめ
個人営業KPIは、自分自身の営業活動をコントロールする「スコアボード」です。
売上につながる営業KPIとは?
営業KPIは、営業プロセスに沿った行動指標で構成されます。
基本的な例は次の通りです。
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週に対応する見込み顧客数
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週の営業コンタクト数
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そのうち商談につながった数
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商談から契約に至った数
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商談1回あたりの平均売上
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リピート顧客の数
これらの指標の特徴は 観測可能であることです。
また営業プロセスに対応しているため、問題の発生場所を早期に発見できます。
例えば
活動量は多いが契約が少ない場合
→ 商談の質に課題がある可能性
商談は多いが契約が少ない場合
→ 提案力やクロージングの改善余地
というように、営業プロセスを分析できます。
ミニまとめ
営業KPIは、売上の結果だけでなく「途中のプロセス」を管理する仕組みです。
売上目標をKPIに分解するにはどうするか?
売上目標を実行可能な行動に変えるには、逆算思考が必要です。
例えば次のように考えます。
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売上目標はいくらか
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何件の契約が必要か
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契約に必要な商談数
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商談に必要な顧客接触数
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接触に必要な営業アプローチ数
このように分解すると、売上目標が 日々の行動計画になります。
つまり、希望 → 計画に変わるのです。
ミニまとめ
売上目標は、具体的な営業活動に分解することで実現可能になります。
営業プロセスの各段階で何を測るべきか?
営業KPIの本質は コンバージョン率(転換率)です。
主に次の段階を測定します。
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見込み顧客 → 顧客接触
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顧客接触 → 商談
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商談 → 契約
しかし現実の営業では、簡単には進みません。
例えば
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電話に出ない
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留守番電話になる
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受付を通過できない
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メッセージが伝わらない
など、様々な障害があります。
さらに、顧客に接触できても、商談に進むためには興味を生み出す必要があります。
そのため重要な質問は次の通りです。
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各段階の成功率はどれくらいか
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商談から契約の割合はどれくらいか
この数字を把握することで、営業は推測ではなく データで管理できます。
ミニまとめ
営業の改善は、コンバージョン率を理解することから始まります。
KPI目標を達成できない場合はどう考えるべきか?
営業で目標を外すことは珍しくありません。
むしろ 普通のことです。
営業は
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確率
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心理
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タイミング
が組み合わさった仕事だからです。
しかしKPIを続けることで、次のことが見えてきます。
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どの段階で成果が止まっているか
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自分の強みと弱み
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改善すべき営業スキル
例えば
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接触は多いが商談が少ない
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商談は多いが契約が少ない
など、課題が明確になります。
また目標は1つだけでなく、
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基準目標
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挑戦目標
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ストレッチ目標
と複数設定するとモチベーションを保ちやすくなります。
ミニまとめ
KPIの目的は評価ではなく、改善ポイントを見つけることです。
KPIは時間管理をどう改善するのか?
KPIがあると、時間の使い方が変わります。
例えば、必要な営業コール数が分かれば、1日のスケジュールに組み込めます。
また営業電話は、時間帯を分けることも重要です。
例えば
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朝
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昼
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夕方
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仕事後
時間帯によって接触率は変わります。
受付担当が退社した後の時間帯に、意思決定者に直接つながることもあります。
営業活動において最も重要なのは、継続的な行動です。
ミニまとめ
KPIは営業活動を習慣化し、時間管理を改善します。
営業KPIは売上をコントロールする「ハンドル」
個人営業KPIを設定すると、営業は感覚ではなく データで管理できる仕事になります。
具体的には次の3つが可能になります。
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売上につながる行動を測定する
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営業プロセスの転換率を分析する
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データに基づいて改善する
その結果、
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再現性のある営業
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安定した売上
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強い営業パイプライン
が生まれます。
営業力やコミュニケーション力の向上は、デール・カーネギーの営業研修やリーダーシップ研修でも重要なテーマとなっています。
要点整理
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営業KPIは売上につながる行動を測る指標
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売上目標は営業活動に分解できる
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コンバージョン率を理解すると営業改善が進む
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KPIは時間管理と営業の規律を生む
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