リーダーシップ

世代を超えて導くリーダーシップ — 「タフ・ラブ」から「信頼と理解」への転換

若手を登用した大胆な改革が、日本の銀行文化を変えた?

かつて私は、支店運営の常識をひっくり返しました。
トップ営業を支店長に抜擢し、ベテラン支店長は別支店でメンター役に。
平均年齢は50歳から35歳へ。若手女性が支店を率いる時代が始まりました。
結果、優秀な大学生たちが「ここなら自分の未来を築ける」と感じ、大手よりも私たちを選ぶようになったのです。

ミニサマリー: 「年功序列」ではなく「実力登用」が、新しいリーダー像を生んだ。

なぜベテラン上司は若手と衝突するのか?

私たちの世代は「愛のムチ」で育ちました。叱責・批判・指示命令が当たり前。
しかし今の若手は、コンプライアンス・人事アンケート・人材不足という追い風を持っています。
会社が若者を選ぶ時代から、若者が会社を選ぶ時代へ。
だからこそ「厳しさ」ではなく「共感」が、リーダーに求められています。

ミニサマリー: かつての“しごき型マネジメント”は、今では逆効果。

旧世代の常識と新世代の価値観がぶつかると?

ある若手社員が「まだメンタル的に話せる状態ではありません」とメールしてきました。
私の世代では、社長からの連絡を無視するなど考えられません。
しかし彼らにとっては、それが誠実なコミュニケーション。
時代は変わり、リーダーの「感情コントロール」が試される時代です。

ミニサマリー: 権威ではなく、感情知性がリーダーの新しい武器。

若手への“甘やかし”と“指導”の境界線は?

正解はありません。優秀な若手ほど転職が容易で、企業側が慎重になる時代。
とはいえ、何でも許すわけにはいきません。求められるのは「厳しさ」と「思いやり」の両立です。
デール・カーネギーの原則は、まさにその道を示しています。
① 批判・非難・不平を言わない
② 相手の関心事に話を合わせる
③ 相手の立場から物事を見ようとする
これを実践できれば、世代を超えて信頼で導けるリーダーになれます。

ミニサマリー: 権威で支配する時代から、信頼で導く時代へ。

要点整理

  • 日本のリーダーシップは「年功」から「成果と人間力」へ進化している。

  • 若手を動かすのは、厳しさではなく共感と信頼。

  • 感情知性を磨くことが、次世代リーダーの必須スキル。

  • デール・カーネギーの人間関係原則は今なお有効なリーダーの羅針盤。

デール・カーネギー東京では、世代を超えて信頼で人を動かすリーダーシップを育成しています。

 

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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。

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