リーダーシップ

営業チームを動かす時間配分とモチベーション戦略|デール・カーネギー東京

営業は「感情のジェットコースター」だ

素晴らしい商談の後に、最悪の商談。
顧客の反応やタイミングで気分が上がったり下がったり。
月末ノルマとの戦いの中、どうやって営業チームのモチベーションを維持すればいいのか?

ミニサマリー:
営業の成功は「スキル」ではなく、「時間の使い方」と「人の動かし方」にある。

ステップ 1:時間配分を変えよ

多くのマネージャーは、成果の出ない部下に時間をかけすぎています。
今すぐやめて、次の配分で動きましょう。

  • 低パフォーマー — 10%:明確な目標、活動量の指示、励まし、そして研修参加。自分でやらせること。

  • 伸び悩み層 — 15%:同行営業・ロールモデリング・継続コーチング。成果に比例してサポートを増やす。

  • 新人・育成層 — 25%:やる気が高く吸収力がある。実践指導と新規案件提供で成長を加速。

  • トップセールス — 50%:最大のリターン源。大型案件・戦略的顧客に集中させ、障害を取り除き、感謝を示す。

ミニサマリー:
成果を生むのは「上位層への投資」。時間の90%は上位に使え。

ステップ 2:スターにも感謝を伝える

成果を出す人ほど「放っておいても大丈夫」と思いがちですが、実はそうではありません。
彼らも承認を求めています。

フォーマルな表彰: 表彰式、トロフィー、報奨旅行。
インフォーマルな承認: 食事会、イベントチケット、休日。
日常的な感謝: 手書きメモ、声かけ、さりげない称賛。

ただし日本では、公の場での賞賛は逆効果になることも。
個別に、丁寧に、具体的に伝えるのがベストです。

ミニサマリー:
賞賛は文化に合わせて。プライベートな一言が一番響く。

ステップ 3:「グッジョブ禁止」― 具体的に褒める

「Good job」は意味がありません。

  • 何を評価しているのか明確に伝える。

  • その行動がなぜ良かったのか理由を添える。

  • 最後に質問をして相手に話させる。

これにより、賞賛が単なる言葉でなく「成長を促す対話」に変わります。

ミニサマリー:
褒める力が、育てる力。

ステップ 4:一人ひとりの「動機」を知る

モチベーションの源泉は人によって違います。
お金、成長、承認、自由、仲間意識――。
だからこそ、直接聞くことが重要です。
時間をかけて価値観や欲求を理解し、定期的にアップデートしましょう。

ミニサマリー:
「何が欲しいか」を知ることが、最高のマネジメント。

要点整理

  • 営業チームの時間配分は 10 / 15 / 25 / 50 で考える。

  • トップセールスに最も多くの時間を使う。

  • 「早く・頻繁に・具体的に」褒める。

  • 日本文化に合った承認方法を意識する。

  • 一人ひとりの動機を知り、報酬をカスタマイズ。

あなたの営業チームのモチベーション戦略を次のレベルへ。

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デール・カーネギー・トレーニングは、1912 年に米国で創設され、リーダーシップ・セールス・プレゼンテーション・エグゼクティブコーチングなどを通じて世界中の企業を支援してきました。
東京オフィス(1963 年設立)は、日本と外資系企業の成長を支え続けています。

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