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日本の人材確保と定着を変える鍵は「オンボーディング」— リーダーが主導する新時代の採用戦略 | デール・カーネギー東京

なぜ今、日本企業の採用・定着戦略を見直す必要があるのか?

少子化の影響で若手人材が激減し、採用競争はこれまでにないほど激しくなっています。従来の採用手法ではもはや通用しません。
若手世代は「会社に仕える」よりも、「自分を活かせる職場」を選ぶ時代。リーダーには「人が定着したくなる環境づくり」が求められています。

しかし、いまだに昭和型のマネジメントを続ける中間管理職が多く存在します。部下を「代わりのきく駒」とみなし、個人の価値を軽視する。この発想こそが、今の人材流出の最大の原因です。

ミニサマリー:
人手不足時代には「コントロール型」ではなく「魅力で惹きつける型」リーダーシップが必要です。

古い管理スタイルはなぜ人材流出を招くのか?

今の若手社員は、我慢して働く時代を知りません。環境が合わなければ、すぐに転職という選択を取ります。
上司が感情的で、フィードバックもなく、成長機会もない職場には、どれだけ給与を上げても人は残りません。

「人を大切にしないマネジメント」は静かに企業文化を蝕み、エンゲージメントを奪っていきます。

ミニサマリー:
給与ではなく、尊重と成長の機会こそが離職防止の最大要因。

オンボーディングが今、最重要課題である理由

採用成功はゴールではなく、スタートです。
多くの企業で、オンボーディング(新人導入研修)が上層部から現場に丸投げされ、内容が不統一になっています。
「新人は分かっているだろう」という思い込みが、早期離職を生み出す最大の落とし穴です。

体系的で一貫したオンボーディングがあれば、新人は安心し、成果を出すスピードが上がります。
これを「会社の文化」として定着させることが重要です。

ミニサマリー:
オンボーディングは採用成功を「定着成功」に変える仕組み。

リーダーはどうやってオンボーディング文化を根づかせるか?

忙しいリーダー職ほど、オンボーディングの現状確認を怠りがちです。
しかし、これは「確認不足による放任」となり、結果的に新人の不信感を招きます。
リーダーは「何が教えられているか」を自ら確認し、プロセス全体を設計・点検する責任があります。

オンボーディングは単なる教育ではなく、「リーダーシップの実践そのもの」です。

ミニサマリー:
任せきりではなく、仕組みの点検こそが真のリーダーシップ。

要点まとめ

  • 少子化による人材難が採用と定着の構造を変えている

  • 旧来型の管理手法は、優秀人材を逃す最大の要因

  • 一貫したオンボーディングが社員の自信と忠誠心を育てる

  • リーダー自身が教育と文化形成を主導する必要がある

あなたの会社のオンボーディング文化を再設計し、若手が「辞めない組織」へ。

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デール・カーネギー・トレーニングは、1912年米国創設以来、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション、エグゼクティブ・コーチング、DEIなど、世界中で100年以上企業と個人を支援してきました。東京オフィスは1963年設立、日本企業と外資系企業の成長を支え続けています。

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