リーダーシップ

リーダーのためのメンタル・フィットネス — 現代の経営環境で「心の筋力」を鍛える3つのステップ

なぜ今、リーダーに「心のトレーニング」が必要なのか?

アメリカの心理学者 エミリー・アンハルト博士 は、 100人のリーダー と 100人の心理士 への調査から、リーダーのメンタル・フィットネスを測る 7 つの要素 を特定しました。
急速に変化する日本のビジネス環境では、かつての「我慢」「根性」では通用しません。心を鍛えることが、今の時代のリーダーシップに欠かせない条件なのです。

ミニサマリー:
時代が変われば、リーダーの「強さ」も変わる。メンタル・フィットネスは新しい競争力です。

① 感情のトリガーと偏りを理解するには?

誰にでも「怒りのスイッチ」があります。重要なのは、反射的に反応する前に一呼吸おくことです。
「ご指摘ありがとうございます。このテーマは重要ですね」といった緩衝フレーズを使うことで、脳が冷静さを取り戻します。たった4秒の間が、信頼を守る力になります。

ミニサマリー:
感情をコントロールできるリーダーほど、信頼を勝ち取ります。

② 他者の感情を理解するには?

「誰もが人生の重荷を背負っている」という言葉があります。どんな成功者にも見えない苦しみがあります。相手の言動に苛立ちを感じたら、この言葉を思い出しましょう。寛容さと共感力が、真のリーダーをつくります。

ミニサマリー:
共感は忍耐を生み、忍耐は信頼を築く。すべての人が何かを抱えています。

③ 不快の中に快を見出すには?

人は本能的に痛みを避けます。しかし、成長には不快感が必要です。
空手の稽古で学んだのは、「痛み=成長のサイン」ということ。少しずつ負荷を上げることで、心も体も強くなります。短期的な不快を受け入れることで、長期的な成長を手に入れられます。

ミニサマリー:
不快は敵ではなく師。成長するリーダーは、痛みを恐れません。

次回予告:

パート2では、「失敗から立ち直る力」「感情とフィードバックの表現」「学びの定着」について紹介します。

要点まとめ

  • 心を鍛えることは、現代リーダーの必須スキル。

  • 感情のコントロールが信頼を生む。

  • 共感がチームの結束を高める。

  • 不快を受け入れることが成長の原動力。

デール・カーネギー・トレーニング東京では、リーダーのメンタル・フィットネスと心理的安全性を高める研修を提供しています。

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