説得力は才能ではない――ビジネスで結果を出す「魔法の説得フォーミュラ」
「なぜ、同じ提案なのに通る人と通らない人がいるのか?」
説得力は運でも話術でもありません。計画と構造の結果です。
にもかかわらず、多くのビジネスパーソンは“準備の核心”を外しています。
Q1. なぜ多くのプレゼンは説得力を欠くのか?
ほとんどの人は、
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スライド作成
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データ収集
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ロジスティクス確認
に時間を使い、説得設計そのものにはほとんど時間を割きません。
その結果、情報はあるのに、人は動かないのです。
ミニサマリー
説得力不足の正体は、準備不足です。
Q2. 説得には「フォーミュラ」が存在するのか?
あります。しかも非常にシンプルです。
それが、4ステップの「魔法の説得フォーミュラ」です。
ミニサマリー
説得は、再現可能なプロセスです。
Q3. ステップ1:なぜ「出来事」から始めるのか?
説得は、結論から始めません。
まず、**出来事(Incident)**を語ります。
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誰が
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いつ
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どこで
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何を体験したのか
私たちが「これは正しい」と信じる背景には、必ず実際に起きた出来事があります。
ミニサマリー
出来事は、抵抗を生まない入口です。
Q4. ステップ2:証拠と文脈をどう織り込むのか?
出来事の中に、
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データ
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事実
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背景
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コンテクスト
を自然に織り込みます。
聴衆は、解釈には反論できても、出来事そのものは否定できません。
ミニサマリー
事実は、議論を封じる力を持っています。
Q5. ステップ3:行動提案はなぜ短くすべきか?
ここで初めて、「何をしてほしいのか」を明確に伝えます。
この部分は、全体の5%程度で十分です。
ミニサマリー
行動提案は、簡潔であるほど強い。
Q6. ステップ4:なぜ最後に「メリット」を語るのか?
最後の5%は、「それを実行すると、あなたに何が起きるのか」に集中します。
人は、自分の利益で動きます。
ミニサマリー
最後に聞いたメリットが、行動を決めます。
Q7. なぜ事前の「聴衆分析」が不可欠なのか?
説得は、相手次第です。
事前に次を考えましょう。
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聴衆はどの程度知っているか
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何に価値を感じるか
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どんな懐疑や抵抗が予想されるか
これを怠ると、説得以前に反発が起きます。
ミニサマリー
相手を知らずに説得はできません。
Q8. ストーリーはどれくらい語るべきか?
長々とした自己陶酔は禁物です。
全体の約90%は出来事の説明ですが、要点は鋭く、簡潔に。
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生々しい体験
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明確な状況描写
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声の抑揚と動き
ミニサマリー
短く、鮮明に語ることが説得力を高めます。
Q9. なぜこのフォーミュラは抵抗を生まないのか?
理由は4つあります。
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推薦内容を先に言わないため、防御反応が起きない
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文脈と証拠が自然に理解を導く
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行動提案が明確
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最後にメリットを提示する
ミニサマリー
人は、自分で納得した結論には反対しません。
Q10. あなたは、どこでこのフォーミュラを使うか?
次の提案、次の会議、次の営業。
「なぜそれを勧めるのか?」
その背景には、必ず語るべきストーリーがあります。
ミニサマリー
説得の機会は、毎日の仕事にあります。
要点整理
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説得力は才能ではなく構造
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出来事→証拠→行動→メリットの4ステップ
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聴衆分析が説得の成否を決める
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最後は必ず「相手の利益」で締める
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