プレゼンテーションで成果を高める視覚資料の使い方(パート5)- 画面コントロール・想定外対応・集中力の設計 -
「スライドが、あなたの話を邪魔していませんか?」 「もし突然、画面が使えなくなったら対応できますか?」
視覚資料は、メッセージを強化する一方で、使い方を誤ると集中力を奪う存在にもなります。
第5回では、画面の消し方・身体的な注意点・トラブル対応力を通じて、“プロとしての余裕”を生む考え方を整理します。
ミニサマリー
→ 視覚資料を「消す勇気」が、説得力を高めます。
Q1:スライドを表示し続ける必要はありますか?
必ずしも、常に画面を表示しておく必要はありません。
重要なポイントを見せた後は、一度画面を消すことで、聴衆の注意を話し手に戻すことができます。
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Bキー:画面を黒にする
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Wキー:画面を白にする
暗い会場では白、集中させたい場面では黒が効果的です。
ミニサマリー
→ 画面を消すことで、言葉の力が際立ちます。
Q2:視覚資料がメッセージを邪魔することはありますか?
あります。
視覚資料が派手すぎたり、情報量が多すぎると、話し手の言葉よりも画面が主役になってしまいます。
理想は、2秒で理解 → 話し手に視線が戻る設計です。
そのためにも、視覚資料は「補助」であることを常に意識しましょう。
ミニサマリー
→ 視覚資料は主役ではなく、支援役です。
Q3:プロジェクター前での立ち振る舞いに注意点は?
スクリーンの前で手を振ったり動きすぎると、影が映り込み、注意が分散してしまいます。
特に、
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手の影
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肩や体の影
は、無意識のうちに目立ちます。
適度な距離を取り、自分の立ち位置と身体の動きを意識しましょう。
ミニサマリー
→ 影も「視覚情報」。不要な刺激は減らします。
Q4:ノートや持ち物は、どこまで許されますか?
ノートを手に持ったまま話すと、それ自体が視覚的なノイズになります。
ノートは、
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講台
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机
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近くの置き場
に置き、必要なときだけ確認します。
展示物や小道具も、使ったら置くが基本です。
ミニサマリー
→ 手は空けておくことで、表現力が高まります。
Q5:電源トラブルや機材停止にはどう備えるべきですか?
電源トラブルは、誰にでも起こり得ます。
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ノートPCの電源接続確認
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会場電源の位置確認
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バッテリー残量チェック
それでも、完全に画面が使えなくなることもあります。
その場合は、迷わず話を続けることが重要です。
ミニサマリー
→ 最悪の事態でも話せる準備が、安心感を生みます。
Q6:「プランB」は、どこまで用意すべきでしょうか?
プランBとは、「視覚資料がなくても成立する話の流れ」を頭の中に持っておくことです。
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要点を言葉だけで説明できる
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少し早めにまとめる選択肢を持つ
これだけで、トラブル時の動揺を大きく減らせます。
ミニサマリー
→ プランBは、話し手の自信そのものです。
Q7:リモコンやレーザーポインターは使うべきですか?
スライド用リモコンは、
移動の自由度を高めてくれますが、
動作不良の可能性もあります。
使う場合は、
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目立たない持ち方
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使わない時は置く
を意識しましょう。
レーザーポインターは、必要な部分だけ、ゆっくり使います。
速い動きや無意識の照射は、注意散漫の原因になります。
ミニサマリー
→ 道具は便利ですが、主役にはなりません。
要点整理
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画面を消すことで集中力を高められる
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影・持ち物・動きも視覚要素として管理する
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トラブルは前提。プランBを持つ
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道具は補助。話し手が常に主役
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